よもやま話

年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・公文書の黒塗り

スリランカ人のウィシュマさんが名古屋出入国在留管理局の収容所で亡くなった事件はあまりに痛ましく、名古屋入管の杜撰(ずさん)な対応には憤りを感じるとともに、日本人として恥ずかしくも情けなくも思う遺族の請求により開示された文書には、あちらこちら...
レビュー

『民主主義とは何か』宇野重規 著

4年前(2017年)の夏、このホームページを開設して気の向くままにブログを発信してきた。年寄りがブツブツと独り言をつぶやいているようなブログなので、普段は来訪者も少なくアップして数日もすれば顧みられることもほとんどないのだが、熊野古道や槍ヶ...
年寄りの繰り言

五輪を巡る「なんだかなぁ・・」

2020東京オリンピックも終盤に差し掛かってきた。ここまで比較的平穏に進行していることに一安心。そんな中、TVや新聞、ネットなどを介して伝わってくる情報を見ながら、いつものごとく「なんだかなぁ・・」とぼやいてしまう(ディズニーシーの外側を東...
レビュー

『イノベーションのジレンマ』

7月12日に東京に対する緊急事態宣言が出された。首都圏の感染の拡大状況をみれば、お盆も帰省できそうもない。というわけで、宣言が発令される前に実家に母親の様子を見に行った。実家で本棚を整理していたら、すっかり忘れていた以下の本が出てきた“Th...
年寄りの繰り言

『日本を今一度せんたくいたし申候』ー私が考える日本の将来像ー

はじめにこの言葉は、坂本龍馬が姉の乙女(おとめ)に宛てた手紙の中に出てくる有名なフレーズだ。乙女は小さい頃に弱虫だった龍馬を遊びに連れ出して鍛え上げ、武芸や学問を教えた男勝りの姉だった。龍馬は兄よりも姉の乙女から多くを学び、何でも相談できる...
年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・日本という国

最近、菅さんが頑張り始めたと思うのは私の見る目が甘い?目力もなく焦点も定かでない虚ろな感じで原稿棒読みだったのが、ワクチン接種などの政策において良い意味で「我」を出し始めたように感じる。ようやくというのか、選挙までに何か一つくらいは成し遂げ...
年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・・東京オリンピック

2021.05.04 10:56GWも「蔓延防止」で動けずじっと我慢。川を隔てた東京都は3回目の緊急事態宣言発令中。どう考えても2-3週間で解除できるとは思われず、こちらの千葉県に拡大されるのも時間の問題だろう1回目、2回目と辛抱強く耐えた...
日常の出来事

Pink Supermoon(桃色月)

昨夜は4月の満月だったピンク色の花が咲く時期の満月なので、英語では"Pink Supermoon"と呼ばれている今回は夜の撮影。実は、翌朝早く(5時少し前)ウォーキングで家の外に出ると、西の空に月が沈むところだった。夜の月と黎明の月を並べる...
年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・・ワクチン接種

訪米土産のつもりか、菅さんがファイザーのCEOと直談判して、9月末までに全国民分のワクチンを確保できると自信げにアナウンスしていた。それでもまだ5か月以上もかかるという話なのだが・・政府の数量目標にはPCR検査数やコロナ病床確保数など、安倍...
年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・トリチウム「汚染水」

本ブログでもたびたび紹介するように、山登りを趣味とするので、日本各地の山に出かける。営業小屋を利用することもあれば、無人の小屋を利用することも、テント泊することもある山中泊では水の調達は死活問題で、ルート上のどこに水場があるのか、その水場が...
年寄りの繰り言

宣言解除で明治神宮へ初詣。1年たって、なんだかなぁ・・

非常事態宣言がやっと解除された。お正月の頃は第3波のピークで、初詣どころではなかった。神社仏閣も政府も自治体も、初詣の延期を要請していたが、1月7日には遅きに失した感のある非常事態宣言が発令され、身動きが取れなくなった初詣を「不要不急の外出...
日常の出来事

3.11から10年。古典に見る大地震の記憶ー2

前回は古典に見る大地震の記憶-1として、1185年(元暦二年)に京都周辺で発生した大地震「文治地震」に関する『方丈記』と『平家物語』の記述を紹介した(震源地は琵琶湖西岸あるいは南海トラフなど諸説あり不明。直後に「元暦」から「文治」に改元され...
日常の出来事

3.11から10年。古典に見る大地震の記憶ー1

3.11の東日本大地震発生から10年を迎えようとしている。メディアでは当時を振り返る特集や、現状のレポートなどが増えてきた「天災は忘れた頃にやってくる」というのは、夏目漱石門下の物理学者、寺田寅彦の名言であるが、メディアだけでなく、自然から...
年寄りの繰り言

オリ・パラ大会組織委員会の会長交代に思う

国内外から批判を浴びた森さんの発言については、メディアなどで連日取り上げられているので、今回の発言について改めてとやかく言うつもりはないが、雑駁ながら思うところを書いてみたい1.森さんの政治家人生を振り返って当時の現役首相の小渕さんが重篤な...
日常の出来事

なかなかのデザイン(JA奈良)

正月は帰省もせずに、のんびり、ぼんやり過ごした(隠居の身なので、毎日のんびり、ぼんやりなのだが)無造作に居間に置いてある段ボール箱にふと目が留まった。カミさんがスーパーで買い物をした際に、空き箱をもらって商品を詰めてきた段ボール箱。元の用途...
日常の出来事

ふと思い出した『源氏物語』

30年くらい前の話、私が30代だった頃、米国出張が多く飛行機によく乗った。当時は会社も世の中も今よりはおおらかで、米国出張にはビジネスクラスが利用できた。ビジネスクラスといっても、現在のプレミアムエコノミーと大差なく、フルフラットになる今の...
日常の出来事

Zoom debut!今さらながら(笑)

コロナが始まってからリモートワークが一気に加速。後戻りせず新しい働き方の一つとして定着することを期待したい。60歳まで勤めていた会社は、3年前に私が引退した直後に在宅勤務が制度化され、事務系の仕事については週1回の在宅勤務が必須化された。今...
レビュー

司馬遷『史記』

今年の長梅雨を活用して、「雨読」を楽しんだ。コロナ騒ぎもあり、どこにも出かける気がしないので、本棚から以前読んだ本を引っ張りだしては読み耽っていた。その中に、北方謙三の『史記 ー 武帝紀』(ハルキ文庫、全7巻)があり、今回も読みだしたらあっ...
年寄りの繰り言

なんだかなぁ・・(国家公務員の人事評価)

蒸し暑い夏も困るけど、いつまでも続くどんよりとした天気にも困ったものだ。せっかく早めに引退して気儘に隠居生活を楽しもうと思っていたのに、引退(2度目の引退)した途端、Covid-19で動けなくなり、一段落して外出自粛も終わり、Go To T...
日常の出来事

アメリカのおまわりさん

米国では相変わらずBLM("Black Lives Matter") のデモが続いている。このBLMという言葉は、ミネソタで起きた事案(白人警官が膝で黒人男性の首を抑えつけて窒息死させた事件)により生まれたとてっきり思い込んでいたが、実は2...