高尾山口駅から高尾山→小仏城山→小仏バス停へ。東京は夏日で高尾山も暑かった

山の記録

昨秋に計画した高尾山から景信山への周回コース。小仏城山でカミさんの膝が痛み出して引き返した。リベンジというほど大げさではないが、春の気候のうちにやり直すべく計画した。

結果は、小仏城山から先に進んだ小仏峠でリタイア。膝のトラブルなどは無かったのだが、カミさんが暑気にやられてバテテしまった。やむなく今回も途中リタイアし、小仏バス停へと下山した。

合計距離: 9532 m
最高点の標高: 675 m
最低点の標高: 193 m
累積標高(上り): 736 m
累積標高(下り): -639 m

歩行ログをもとに、Google Earth Proで以下のごとく3D歩行ルートの動画を作成した。右下の3点リーダーからPlayback speedを変更できるので、好みで調整されたし。

平日朝7時過ぎの高尾山ケーブルカー駅周辺。本日は快晴。予報が晴れの日にしか山には出かけないポリシーなんです。さらに高尾山は登山者に人気がある上に観光客も気軽に上がれるので平日限定にしている。平日でもそれなりに人出は多いのだが、さすがに朝はひっそりしている。

係の人がケーブルカーの窓ふきをして準備してた。このケーブルカー、まだ一度も乗ったことがないな・・。そのうち孫のスーちゃんを連れてきて一緒に乗ってみるか。

今回も稲荷山コースを使って登ると、早速ミツバツツジのお出迎え。

シジュウカラのツピー、ツピーとウグイスのホーホケキョを聞きながら登ってきた。この木段を登り切ったところが稲荷山の展望台。いつもの朝食休憩場所。

展望台から都心方面の眺め。残念ながら今日は春霞で高層ビル群もスカイツリーも見えない。

展望台のベンチの近くにはヤマブキがきれいに咲いていた。

稲荷山から先は尾根を行く。新緑のトンネルがいい感じ。このあたりまではさわやかで、汗をかくこともなく快適だった。

高尾山頂に向けての最後の木段。結構長い。

ミツバツツジを越えれば高尾山の展望台。カミさんも調子よく登ってきた。

山桜と富士山。こちらも春霞だけど、富士山が見られてよかった。

富士山をアップ。カメラのせいでも老眼のせいでもない。春霞でぼんやり。

ちなみにこちらの富士山は、昨年4月27日に同じ場所から同じiPhoneで撮影した写真。空気が澄んでいれば、こんな富士山の眺望を楽しめる。

富士山の左手には丹沢山系の山並み。中央の三角形が最高峰の蛭ケ岳(ひるがたけ、1,673m)。その左には丹沢山(たんざわさん)、さらに左に見える三つのコブが塔ノ岳、三ノ塔、二ノ塔。丹沢の人気の山たち。

高尾山頂(599m)。平日の9時頃だと山頂標も簡単に撮れる。写ってしまうたくさんの人たちのモザイク処理作業も不要。

小仏城山を目指して高尾山頂から少し下ると茶屋の横にヤマザクラの並木。満開だった。

さらに一丁平に向けて鞍部まで下りきると登山道脇にはシャガの群生。

薬王院の周辺にもシャガの群生があるが、こちらのシャガももうしばらく楽しめそうだ。

暑くなってきたので、一丁平すぐ手前下の木陰のベンチで休憩。ベンチの周りにはノブキが群生していた。一丁平は桜千本で有名。登山道の桜並木で良しとし、桜散策はしなかった。興味のある方は、以下のブログ記事を参照されたし。

高尾山「一丁平」の千本桜が見頃に(2021年)。見どころと観察スポット解説。
一丁平は、高尾山山頂から小仏城山に向かうコースの中間あたりにある広場です。 東屋やトイレ、展望台などがあり、ハイカーの休…

一丁平の展望台からの眺め。高尾山展望台からとほぼ同じ構図。

居合わせた方が写真を撮ってあげるとお声がけして下さった。ジジババの写真を撮るつもりはなかったけど、ご厚意を素直にお受けして記念の1枚。カミさんは暑さでだいぶお疲れ。

一丁平から小仏城山へも桜並木が続く。ヤマザクラとソメイヨシノ。このあたりからカミさんが失速。

城山直下に花壇があった。茶屋の方々なのか、ボランティアの方々なのか、ツツジにスイセン、ムスカリなどが植えてあり、目を楽しませてくれる。

茶屋の周囲にもヤマザクラがあり、茶屋の西側にはちょっとしたピクニックエリアのような野原の空間が広がっている。数組がビニールシートを敷いてお弁当などを食べていたが、日差しが強く暑かったので、私たちは茶屋の裏の木陰のベンチに座って休憩。

カミさんの顔が熱中症のように火照っていたので、今回も景信山は断念。少し先まで進んで小仏峠からエスケープすることにした。茶屋から小仏峠に下り始めるとヤマモモの濃いピンクが鮮やかだった。

小仏峠まではひたすら下り。前方からシニアグループがやってくる。私たちと逆回りで登ってくる人が多いのにはちょっとびっくり。平日でも結構な人の数。

浅間台のずらりと並ぶベンチからは相模湖が眼下に見える。

有名な小仏峠のタヌキたち。ここからエスケープルートで小仏登山口へ下る。

ニリンソウは見かけなかったけど(見逃した?)、イチリンソウが咲いていた。

小仏登山口の駐車場まで下りてきた。とても歩きやすい登山道だった。最後の方で湧き水もあり喉を潤すことができて助かった。ここからは舗装道路。11:40発のバスを捉まえるべく、急ぎ足で小仏バス停を目指す。

GPSでバス停までの距離と残り時間を確認しながら急ぎ足で発車5分前に到着できた。やれやれ、お疲れさん。これを逃すと、平日は1時間後まで次便がない。

今回も景信山には届かなかったが、エスケープを想定しておいたおかげで、小仏峠から比較的楽に下ることができた。このルートは初めてだったが、段差がほとんどなく下りやすい道で、カミさんの膝にもダメージはなかった。

小仏バス停からも引き続き高尾山口駅までぶらぶらと歩くことを考えていたが、バスに乗って正解だった。アスファルトの上を暑さの中で歩くのは相当堪えただろう。11分間の乗車だったが、バスに乗って本当に良かった。

景信山には紅葉時期を外した秋にまた来ることにして、三度目の正直で達成したいと思っている。これまでとは逆回りで景信山からスタートし、高尾山からの下山時に1号路を使って三福(みつふく)だんごを食べられるように計画しよう。

高尾山全般

以下の「高尾山マガジン」のサイトが非常に便利

登山コース | 高尾山マガジン
高尾山には6つの自然研究路をはじめ、いくつもの登山コースがあります。メインの「1号路」には薬王院をはじめ、たくさんの見どころやグルメスポットがあります。1号路はケーブルカーやリフトを利用することで、普

駐車場

今回も京王線高尾山口駅の前の市営駐車場を利用した(80台)。平日の朝7時で5割程度埋まっていたが、下山した12時は満車だった。

入庫後12時間までは平日 最大800円、土日祝は1000円。なお、市営駐車場の入り口前に、客引きのような男性がいて、入場待ちの車に近寄り、料金が高い別の駐車場へ行くよう誘導することがあるとのことなのでご注意を(市営高尾山麓駐車場のGoogleクチコミを参照のこと)。

京王線の高架下には「京王高尾山駐車場」があるが市営よりは割高。他にもタイムズの駐車場や民家の駐車場などがある。お薦めは「薬王院自動車祈祷殿駐車場」。500円/日という超良心的な料金。イベントなどがなければ、登山者も利用可能。

トイレ

市営駐車場や高尾山口駅にある。また、ケーブルカー山麓駅や山頂駅、リフトの駅や薬王院にもある高尾山山頂にもビジターセンター横などにある。高尾山の先には、一丁平園地や城山にある。

コンビニ

高尾山口駅のセブンは9時開店なので要注意。高尾山口駅から300mほどのところに(ケーブルカー駅方面とは反対方向)セブンとファミマが並んでいる。こちらは24時間営業

小仏峠から高尾山口駅への下山方法

小仏峠から小仏バス停へのアクセス:
以下のブログ記事が参考になる。
https://mttakaomagazine.com/blog/10278

小仏バス停からJR高尾駅行きバスの時刻表:
https://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00020514&course=0000401782&stopNo=1

京王線の高尾山口駅へ戻る場合は、小名路バス停で下車(約11分間の乗車、280円。スイカ使用可)。小名路バス停から約1.1キロ、徒歩で10分ちょっとで京王線の高尾山口駅に着く。

食事処

ケーブルカー駅前周辺に多数。今回は栄茶屋に再訪。冷たい自然薯そば(1480円)を注文。うまい! 泡立つまでかき混ぜて薬味を入れる。そばを食べ終えたら蕎麦湯をもらい、残った自然薯の汁に蕎麦湯を足して飲むのが流儀。

歩行タイム

7:11 高尾山口駅 → 7:16 ケーブルカー清滝駅 → 7:55 稲荷山展望台 8:08 → 9:10 高尾山 9:18 → 9:46 一丁平 9:57 → 10:02 一丁平展望台 10:06 → 10:21 城山 10:40 → 10:59 小仏峠 → 11:21 小仏峠入口 → 11:35 小仏バス停

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