2017.07.19 22:14
今がピークの本白根山のコマクサと、久しぶりにアクセス解禁となった湯釜を見に出かけた。37年間の会社人生を支えてくれたカミさんの労いも兼ねて、草津温泉に宿泊した。
冒頭の写真は高山植物の女王と言われているコマクサ。本白根山のコマクサは小ぶりで可憐。緑の葉っぱが霧などの湿気を捕まえて水を貯える。石ころだらけの斜面で生きていくための工夫なのだ。
約2000mの白根山レストハウスまでは車で上がれる。レストハウスからロープ-ウェイ山頂駅まで逢ノ峰を巻くように歩いていくと、カルガモの母子が池から池へ移動中だった。一番後ろが母親。先導しなくても子供たちが道を覚えて先に行く。随分大きくなって、親とあまり変わらない大きさだ
池で泳いでいた他のファミリーは、本当にひよっこの子供たちだった
登山道を進む。道にはオトギリソウやニガナ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウなどの高山植物が咲いている
ガレ場の斜面にコマクサの群生
濃い赤のコマクサが多い
ピンク色のコマクサもキレイだ
淡い優しいピンクまで色んなグラデーションのコマクサがある
最初のコマクサ畑を下り、緩やかに上り返すトレイル。左は本白根展望所
コマクサに混じって紫色のヒメシャジンも咲いている
本白根展望所ではなく、本白根山頂に向かうトレイルを進むと、斜面には再びコマクサの群生が。奥には草津温泉の街が見える
群生地には白いコマクサの株もいた
コマクサのアップ。これが限界。マクロレンズが必要だな
こちらはテガタチドリ
そしてベニバナイチヤクソウ
こちらはネバリノギラン
本日は草津ホテルに宿泊。大正初期に建てられた100年以上の歴史を持つ趣のある佇まい
夕食後は湯畑へ。この日は白根神社祭りの本祭日だった
湯畑には各地区の神輿が10基(10体?)くらい集まって周回していた
ふんどし姿がいいですね。これぞ日本の「ザ・祭り」
女性の担ぎ手が多い。さすが文京区
翌朝はレストハウスを挟んで反対側の白根山(本白根山ではない)方面の湯釜へ向かう。道の途中から弓池を眺める。左は昨日巻いた逢ノ峰
一般観光客も登れるように整備された道
すぐに湯釜展望台に到着。雲が絶妙の陰影を作る
雲の影が取れた湯釜。淡いブルー系の乳白色。神秘的な色だ
下山後に弓池を周回する木道を歩く。ワタスゲが群生
ふわふわ感あふれるワタスゲ。触れたいけど手が届かない
なお、この山行のコース概況、タイムなどの詳細は、以下の記録を参照されたし