今回は生後10カ月から1歳の誕生日までの成長記録。アプリ「みてね」の写真や動画をもとに主な変化を追ってみた。
スーちゃんの成長記録の一覧
みてね アップ日 | 生後週 | 成長の様子 |
2024 03/07 | 約40週 | 約38週頃からお米のせんべいや蒸しパンを手づかみで食べるようになった。この日は初めてスプーンを使ってお粥を食べたが、振り回したので周囲は大惨事になったようだ(笑) |
2024 03/10 | 約40週 | 初めての旅行。鬼怒川まで片道2時間強の電車と旅館1泊。温泉も初体験。スーちゃんは乗り物の中ではとてもおとなしく親孝行だ |
2024 03/11 | 約41週 | 「パパ」と口を動かす。まだ音声にはできず、閉じた唇を開いた時に息を吐きだす音で「パ、パ」と聞こえるくらいの声。「ママ」も同じような状況とのこと |
2023 03/14 | 約41週 | 数歩ながら伝い歩きを始める。視界も行動範囲も広がり、手が届かないように2段ボックスの上段に入れてあったファイルなどを引っ張り出そうとする。また、つかまり立ちの姿勢からしゃがんだり立ったりするようになった。 |
2023 03/15 | 約41週 | これまで本は舐めたり齧ったりする対象だったが、自分でページをめくるようになった |
2024 03/21 | 約42週 | 茹でたブロッコリーを掴み食べ。カットしたキュウリも掴んで食べる。 |
2023 03/27 | 約43週 | ブランコで自分の足を動かすと揺れることを発見。揺れ続けるように足をバタバタと動かす。そのうちブランコの揺れと足の動きを合わせたり、上体を前後にうまく動かすコツを覚えるだろう |
2024 04/04 | 約44週 | 保育園の入園式。0歳児クラスで断トツの大きさ。1歳児クラスの子と変わらない体格 |
2024 04/05 | 約44週 | 初登園。ママがいなくなったことに気づいて泣いたみたいだけど半日頑張ったようだ |
2024 04/09 | 約45週 | 園では先生の膝の上で歌に合わせて手を叩いて遊んだようだ。家ではコップのミルクを飲んだりブクブクしたりするようになった |
2024 04/10 | 約45週 | 園ではバギーで公園へ。泣いている隣の子に手を差し伸べて慰めるようなしぐさを見せたとのこと |
2024 04/16 | 約46週 | 登園後にすぐ熱を出して初早退。翌日は大事をとって初欠席 |
2024 04/19 | 約46週 | ママに初めて靴を履かせてもらったら、しばらく固まって、そのあと大泣き。よほど嫌だったようだ |
2024 04/25 | 約47週 | 朝起きると熱があり二度目のお休み。翌26日も下がらずお休み。でも食欲もりもり、キュウリをもしゃもしゃ。おもちゃ入れのバッグからおもちゃを全部出して頭にかぶって遊ぶほど元気。28日にようやく熱が下がったものの鼻水だらだら |
2024 05/01 | 約48週 | なかなか治らず、1日にかかりつけ医に紹介されて大きな病院へ。軽い肺炎とのことで大事をとって即入院。レントゲン、CT検査など大泣きで目がパンパンに腫れ、点滴で顔もすごいむくみ。翌2日に退院できたが、ママは職場復帰の初日から連続休暇。GW後半は親子とも家で休養 |
2024 05/06 | 約49週 | GW最終日に丸亀製麺で初うどん体験。気に入ったようでお代わり。前歯も上下4本になった |
2024 05/07 | 約49週 | 7日朝に病院へ行き経過観察。登園許可の診断をもらって登園。ママは遅めの出社でやっと職場復帰。一件落着 |
2024 05/12 | 約50週 | カップのストローを噛んで引っ張ったりぶくぶくしたり遊ぶ。ママが手を挙げるとスーちゃんも真似して手を挙げてハーイができるようになった。少し前からウレタンの折り畳みマットを立てて、自分の秘密基地にして隠れたり一人で遊んだり |
2024 05/18 | 約51週 | ジジババの我が家に遊びに来た。座卓の下に隠れたので、こちら側から座卓の下を覗いて見つけると、今度は座卓の上にそっと目のあたりまで顔を出す。こちらも顔を上げて目が合うとまた下に隠れてしまう。これを何度も繰り返した。かくれんぼ遊びかな |
2024 05/20 | 約52週 | パパのズボンにつかまって、パパの後ずさりに合わせて少し前に歩けるようになった。つかまらずに一人立ちもできるようになってきた |
2024 05/22 | 約52週 | 段ボール荷物が届くと、中身を全部引っ張り出して「検品」するように |
2024 05/30 | 約53週 | また熱を出してお休み。ママ方のばあばが来てくれてピンチヒッター |
2024 05/31 | 約53週 | 1歳の誕生日。初ケーキの生クリームやスポンジを食べさせてもらうと指でつまんで吐き出した。甘すぎたかな? 少し前から食べたくないものは横を向いて拒否するし、もういらないときは手の指を振って意思表示するようになった |
スーちゃんに見られた主な変化
食べる
掴んで食べる
生後9-11カ月くらいから食べ物を掴んで食べるようになるようで、スーちゃんもお米のせんべいやマールボロ、パンなどを掴んだりつまんだりして食べるようになった。次第に食べられるものが増えて、カットしたキュウリや茹でたブロッコリー、野菜チップスなどを掴んで食べるようになった。二刀流のように両方の手それぞれに掴んで食べるのがスーちゃん流だ。
レストランではパパとママのバゲットもスーちゃんが食べたし、園の昼食でもしっかりお代わりしているようで頼もしい。
道具で食べる
最近はスプーンで食べることもできるようになってきた。まだまだ口の周りは食べ物や飲み物で汚れてしまうけど、そのうちに上手に口に運べるようになるだろう。
意思表示
息子夫婦曰く、最初に明確に意思を伝えるようになったのは、食事や飲み物がいらなくなった時だったようだ。すぐに指吸いするのだが、吸っている親指以外の指を動かして「もういらない」と合図するようになったとのこと。最近は顔をそむける仕草も見られるようになった。
一方で、もっと食べたいときなどは、手を伸ばしたり、そちらに伝い歩きしていこうとする。軽い肺炎で1日入院したときは、自分の朝ごはんを食べさせてもらった後に、まだ足らなかったのかベッドの柵の間から腕を伸ばして、ママの食事がのったお盆を引き寄せようとしていた(笑)。
靴を履かされた時の絶望感溢れる固まった後ろ姿の写真には笑ってしまった。その後の大泣きも強烈な意思表示の一つだった。英語圏でも”terrible two”と呼ばれるイヤイヤ期の2歳に向かって、ますます強烈な意思表示が増えていくんだろうな。ママパパは大変だ
飲み物でぶくぶく
「そんなことしないの」と言われると、ますますやりたくなってしまうのが子供。ママを困らせたり、もっと相手になってほしくてやっているのかも。対処の方法にはいろんなやり方があるようで、ネットの子育てQ&Aには、いろんな回答が寄せられている。
レストランなどでしなければ家の中では大目に見るという考え方もあれば、家でできなければ外でも同じことをして周囲に対し恥ずかしいとか、迷惑をかけると思う人もいるようだ。このあたりからは躾の範疇に入ってくるので、子育てに対する考え方やポリシーみたいなものが反映されてくるんだろうな。
発熱
離乳が始まると母乳から得ていた免疫が減って感染しやすくなるし、保育園に通い始めれば接触を介して感染する機会も多くなる。マーフィーの法則というか、スーちゃんの場合のように、ママの職場復帰の日など間の悪いタイミングで発熱してしまうのは育児のあるある。
私が子供の頃は、近所ではしかに感染した子供がいると、わざとはしかに罹患して免疫が獲得できるように自分の子供をその家に連れていくことがごく普通に行われていた。今じゃ考えられないけど、当時から日本の感染症への対処法はお粗末だった。ワクチンが開発されてもそれを打つわけではなく、日本はいつの間にか、はしかの輸出国かつハイリスク国になってしまった。
それはさておき、子供の発熱はよくあることなどとのんびり構えていないで、早めの行動で用心するに越したことはないと改めて痛感。今回はしっかり通院していたおかげで、大事にならずに済んでよかった。
喋る
スーちゃんもママ、パパと言えるようになってきた。スーちゃんのパパ、つまり私の次男は言葉を話し始めるのがちょっと遅かったので内心ほっとした。その一方で、ちょっと気がかりなのは、パパである次男の口数が少ないこと。その上に、仕事も忙しく残業も多いので、なかなかスーちゃんとお話しできていないことが心配。
歩く
こちらも標準的な範囲で発達しているので安心だ。長男も次男も特に靴を嫌がることはなかったので、靴を履かせてもらったスーちゃんの絶望的に落ち込んだ姿を写真で見てちょっと心配。ネットで調べてみると、靴を嫌がる子は結構いるようなので、こちらも気長に見守ればいいのだろう。
かくれんぼ
前回の成長記(6-9カ月)では、ウレタン製の折り畳みマットをアコーディオンのように開け閉めして遊ぶスーちゃんを紹介したが、最近は衝い立て代わりにして隠れるような遊び方をしている。
NHKの「チコちゃんに叱られる」で、なぜ子どもは秘密基地を作りたがる?というのがあった。これについて、どこかの大学の先生が「本能的に命を守る練習をしている」という解説をしていた。生き物には命の危険が迫った時にとる行動として、「戦う」「逃げる」「隠れる」の三種類があるとのご説。
つまり、秘密基地に隠れることで「命を守る練習をしている」ということらしいのだが、個人的にはあまり腹落ちしなかった。大人が書斎や趣味の部屋を持ちたがるのと同じで、自分の空間や世界を持ちたいから、という方がしっくりくると思うのだが、ストレスに疲れやおじさん、いや年寄りの発想だろうか・・。
まぁ、あまり難しく考えなくても、子供のいろんな遊びの一つと考えればいいと思う。スーちゃんのパパである私の次男も、小さい頃は部屋のドアを閉めて、「入ってこないで」と念を押して、ドラゴンボールやワンピースのフィギュアを並べて自分の物語の世界に没入していた。
さて、スーちゃんも一人で遊ぶことが増えてきたようで、「みてね」にアップされた写真を見ると、以前の何かを掴んだり舐めたりという動作から、物をじっと見つめて考えているようなしぐさも見られ、頭の中で何が起きているのか見てみたくなる。
フィギュア相手に独り言をぶつぶつ言っていた次男のように話せるようになったら、スーちゃんの心の中ももっと分かるようになるかもしれないけど、やっぱり個人のプライバシーの世界だな。独り言を聞いてスーちゃんの心の中を覗こうなどというはしたないことは慎もう。