息子と二人で飛騨めぐり(2018/2/10-12)

旅の記録

三連休を利用して長男が高山に遊びに来るという。息子も仕事が忙しく高山訪問を直前に決めたので、予定していた旅程では高山線の指定席が取れなかった。1日早めて土曜の夕方に東京を出て、夜遅くに高山に到着する便でやってきた。帰りの指定席はもちろん取れていない。列車が到着するまで高山駅で待っている間に、券売機で三連休最終日の12日の列車の空きを調べて見る。

すると14:38発の列車に「残りわずか」の表示が。前後の列車は満席で、朝早い時間か夕方遅い時間しか空いていない。多分キャンセルが出たのだろう。残念ながらチケットカウンターはもう閉まっていて購入できない。念のため名古屋行きの高速バスをスマホでチェックすると、こちらは11時半発のバスに空席が一つだけあった。とりあえずというわけで、仮押さえしておく。

到着した息子に聞くと電車がいいとのこと。翌朝、駅のチケットカウンターがオープンする朝の6時すぎに来ることにして、私のアパートに向かう。お腹がすいたというので、インスタントの高山ラーメンを作って食べさせる。お風呂に入るともう深夜12時。二人でさっさと寝た。

翌朝、6時半前に駅に行き、チケットカウンターで14:38発を指定すると、「満席ですよ」と言いつつ調べ、「1席空いてますねぇ」と駅員も驚く。この指定席を購入してやれやれ。アパートに戻って朝ごはんにする。

週末の午後5時前に高山に到着する列車はいつも込んでいる。高山発の列車はお昼前後の列車の混み具合がひどい。今回は三連休なので混雑もひとしおだ。皆さん、高山に来られる際は、早めに指定を取られることをお奨めする。

ちなみに、東京からだと東海道新幹線で名古屋経由で高山に来るのと、北陸新幹線で富山経由で高山に来るのとは、時間も金額もほとんど変わらない。行きと帰りを使い分けるのも面白いと思う。

さて前置きが長くなったが、10時頃から息子と高山をぶらつく。

まずは今週酒蔵巡りをやっている「平瀬酒造」。上一之町から上三之町の古い街並みにある6つの酒蔵が1週間交代で次々に酒蔵を見学させてくれる。今週は1623年創業の平瀬酒造さんが当番。実は最近晩酌で飲んでいるのが、ここの「久寿玉」(くすだま)というやや辛口のお酒。なかなか美味しい

2階の軒下にぶら下がるのは「杉玉」。どこの酒蔵にもぶら下がっている。毎年、11月下旬から12月頭ぐらいだろうか、新酒が出来上がると杉玉を新しいものに取り換える。緑色した杉玉がぶら下がると新酒ができたという合図。杉玉を取り換える日に酒蔵を訪れるとお酒が振舞われる。平瀬酒造さんはこちらの大きな杉玉ではなく、玄関の軒先にある小さい杉玉を代えるようで、そちらはまだ少し緑がかった色をしていた

中は写真撮影OKでした。家の中の倉の扉。この先にタンクがいくつも並んでいた。お猪口に味見用のお酒が並んでいたが、車の運転があるのでぐっと我慢

ぶらりと街並みを歩く。ちょうど昨日雨が降り、道の雪も消えていた。この日は雪もちらつかず、ぶらぶらするにはもってこいだった。ちなみに翌日は雪になり、道路も屋根も一面雪化粧

お昼は、とあるフレンチレストランで飛騨牛のステーキを食す。赤ワインを飲みたかったが、高山散策の後には新穂高温泉まで車で出かけるので、ぐっとこらえる

ランチの後は、引き続き街並みをぶらり。お箸屋さんで次男とカミさん用にお土産を購入して長男に託す。名前を無料で入れてくれる

このあと、約1時間半のドライブで奥飛騨温泉郷の一番奥にある新穂高温泉の宿に出かけた。残念ながら雪雲が近付き、眺望がきかないのでロープウェイは断念。さっさと大好きな硫黄泉に入って、昼間我慢したアルコールをしっかりいただく

さて翌朝(長男にとっては3日目朝)。雪が降り続いていたので、ロープウェイは諦めて早々に宿を出立。この日は夜中に降った雪で、高山までずっと雪道をドライブ。そこから足を延ばして大野郡白川郷の合掌村にやってきた。まずは駐車場から雪のなか傘を指して先に進む

この橋を渡って合掌村へ進むのだが、この橋は吊り橋には見えない。なのに長い橋の下に橋脚もない。どうやって支えているのだろうか?橋はコンクリート製なので相当な重量のはず。人数制限も何もない。雪の上を滑りながら注意して渡る。吊り橋のようには揺れないが、それでもわずかに揺れるので、構造が気になって気持ち悪い

渡った先には世界遺産の合掌造り

こちらは大きく立派な合掌造り。何とかというお寺の合掌造りで5階建て

別の大きな合掌造りの中に見学で入ってみた。これは2階部分。中央にはいろんな農機具や機織りなどの生活器具などが所狭しと並んでいた。足が冷たい

やはり雪の合掌造りの町並みは趣が増す。それにしても台湾や中国のお客さんが多いのには驚いた。アナウンスは日本語、英語、中国語だったような・・。でもタイとか東南アジアの訪問客も多かった。雪が珍しく観光スポットになっているんだろうな

だんだん雪の降り方が激しくなってきたので、ぜんざいを食べて温まった後に高山に戻った。ちょっと遅めのお昼ごはんを食べ、息子を送り出した。今度は雪のない季節に来ると言っていたが、いつになることやら・・・

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