再び別山尾根で剱岳へ(2023/9/24-26)

山の記録

計画に当たって

9月も終盤に入り、日本アルプスなどの高い山では登山シーズンが終わりつつある。9月末から10月上旬で小屋締めするところが多く、例年であれば山頂付近では雪が降り始める。通年営業の小屋や10月一杯まで営業する小屋もあるが、ごく一部に限られる。

残りの期間にやりたいコースに出かけられればと北アルプスの天気予報と睨めっこを続けていたら、9月24日の日曜日と翌日の月曜日が晴れ予報となった。26日の火曜日は天気が下り坂で、午後から崩れる予報。その後はしばらくパッとしない予報なので、この機会が最後になる可能性が高い。

ならば、今シーズン限りでお仕舞いにしようと考えているバリエーションルートに狙いを定め、2泊3日の剱岳(つるぎだけ)山行の計画を立てる。幸いなことに、山小屋の空き状況を確認すると、日曜日の夜は比較的空きがあるとのことで、剣山荘(けんざんそう)の宿泊予約と立山黒部アルペンルートの予約を入れた。

本命は8月初旬に計画したものの、取り付きへアクセスする雪渓の状態が悪くて断念した八ッ峰(やつみね)。雪渓の融雪が進行し、うまくいけば雪渓と山の斜面の間を沢沿いに通れるようになっているかもしれないと期待したが、富山県警剱沢派出所のWeb情報では、長次郎谷(ちょうじろうたん。この地方では谷のことを「たん」と呼ぶ)の雪渓は融解が進んだものの、沢のガレ場を登って行くことは困難とのこと。やむなく本命の八ッ峰は今回も断念。

プランBは八ッ峰の1本横の源次郎尾根。こちらは約1週間前の9月のシルバーウィークに5パーティほど入山している。平蔵谷(へいぞうたん)の雪渓をクロスして取付きにアクセスするが、状態は悪いながらも横切ることは出来そう。ということで、源次郎尾根から剱岳を目指す計画を立てた。

意気揚々と乗り込んだ剱岳だったが、初日に宿泊する剣山荘へ向かう途中、剣沢小屋(つるぎさわこや)の前でちょうど源次郎尾根を終えて下りてきたガイドパーティーに会った。結論的にガイドさんの助言に従い、平蔵谷の雪渓をクロスすることは危険とのことで断念を余儀なくされ、今回も一般登山道の別山尾根で登ることになった。

剣沢小屋の前でお会いしたガイドさんとのやり取り」については、「山行を終えて」に詳細を記載した

全行程の歩行ルート図と標高グラフ

合計距離: 17415 m
最高点の標高: 3000 m
最低点の標高: 2258 m
累積標高(上り): 2050 m
累積標高(下り): -2048 m

総歩行距離:16.6キロ、累計標高差上り:1,775m、累計標高差下り:1,773m

私の歩行GPSログをもとにGoogle Earth Proを用いて3D歩行ルートの動画を作成した。右下の3点リーダーからPlayback speedを変更できるので、好みで調整されたし。

山行の詳細

日曜日の入山となることから、マイカー利用時の駐車スペース探しを避けるべく、北陸新幹線で東京から長野まで行き、アルピコバスで長野駅からアルペンルートの扇沢駅(おおぎさわえき)へと向かった。10時半発のトロリーバスで黒部ダムへ上がり、そこからケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗り継いで室堂(むろどう)に到着。

1日目は室堂から標高差500mの別山乗越(べっさんのっこし)を越えて、剣山荘へと向かう。2日目に剱岳へ登頂し、小屋まで下山。デポした荷物を回収して室堂の雷鳥荘へ移動して宿泊。3日目に始発で室堂から扇沢に下山する行程。

1日目の山行の詳細

1日目の歩行ルート図と標高グラフ

合計距離: 6872 m
最高点の標高: 2754 m
最低点の標高: 2258 m
累積標高(上り): 695 m
累積標高(下り): -658 m

山行の詳細

まずは黒部ダム。青空に立山の稜線が映える。一番奥の稜線の左端が雄山(おやま)で、山頂には雄山神社がある。アルペンルートは雄山の山頂直下のトンネルを抜けて室堂へと進む。

お次はケーブルカー。左端の1列が日本人個人客。右2列が大陸からの団体観光客。見た目では全く分からない。まだ紅葉には早いが、休日は混んでいる。

ロープウェイと最後のトロリーバスは割愛して一気に室堂。正面奥の右端が雄山。左へ続く稜線が大汝山(おおなんじやま)、富士ノ折立(ふじのおりたて)。写真中央左が真砂岳(まさごだけ)、一旦下って左が別山(べっさん)。写真では切れているが、右端が浄土山(じょうどさん)。

俗にいう立山三山は、浄土山(過去)、雄山(現世)、別山(来世)である。それにしても完璧な青空だ。

別山からずっと左方向には奥大日岳(おくだいにちだけ、右)と中大日岳(左)。中大日だけの奥に大日岳があり、大日三山と呼ばれている。草紅葉が少し始まっている。

みくりが池まで10分少々。そよ風があり水面は鏡にならず、逆さ立山は映っていない。

ちなみに上の写真が前回8月初旬に来た時のみくりが池。風がなければ、逆さ立山がきれいに映る。

赤い水の「血の池」と右背後が真砂岳、左背後が別山。

雷鳥荘の前まで30分くらい。眼下には雷鳥沢のテント場が見える。背後の稜線の左二つのピークの間の低いところが別山乗越(べっさんのっこし)。乗越とは低くなった部分で、「鞍部」とか「コル」とも呼ばれる。

一旦、テントサイトまで下り、そこから別山乗越にある剣御前小舎の山小屋まで登り返す。標高差は約500mで、1日目の難所。

別山乗越へは、いつものごとく新室堂乗越を経由するルートを進む。ナナカマドの赤い実がかわいい。ナナカマドの紅葉はまだ始まっていない。

部分的に紅葉は始まっている。見頃は2週間後くらいかな?

大分登り上げてきた。右下に雷鳥沢のテントサイトが見える。中央やや右の山が浄土山、V字は一ノ越で、左に雄山、大汝山、富士ノ折立。

一ノ越の山荘が見え、その背後に槍ヶ岳から穂高岳の稜線が見える。右側の山は浄土山の背後にある龍王岳(りゅうおうだけ)。

別山乗越まで登り切った。ここまで来ると、剣御前小舎の小屋の前から剱岳がどーんと見えるようになる。右に伸びる奥の稜線が八ッ峰で、分かりずらいがその前に急角度で右下に伸びるのが翌日に予定する源次郎尾根。テンションが上がる。

写真右下に剣沢のテントサイトが見える。あそこを通って剱沢小屋へと進む。

剱沢小屋まで下りてきて剱岳。写真中央左の奥のピークが本峰で、その左前のピークが前剱。ここからは前剱の方が高く見える。

ちょうど源次郎尾根から戻ってきたガイドパーティが小屋前にいた。情報収集したらガイドさんに止められ断念することに(涙)。詳細は「山行を終えて」に記述。いろいろとお話しさせてもらったのちに、意気消沈してトボトボと剣山荘へと向かう。足取り重し・・

剣山荘に着いたら、早速シャワーを浴び、ビールでやけ酒スタート。夕食時にワイン小瓶、食後にハイボール。これでぐっすり寝れると思ったら、部屋には大トラが紛れ込んでいた。イビキが始まった深夜から再び寝落ちすることはなく、あきらめて3時過ぎに起きた。

2日目の山行の詳細

2日目の歩行ルート図と標高グラフ

合計距離: 9173 m
最高点の標高: 3000 m
最低点の標高: 2260 m
累積標高(上り): 1245 m
累積標高(下り): -1335 m

山行の詳細

小屋を4時過ぎに出立。一服剱あたりで富山の街の明かりが見え始めた。風は弱く、全く寒くない。

ヴィーナスラインが美しい。後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、通称後立(ごたて)の稜線がオレンジ色に浮かぶ。

前剱頂上から本峰を眺める。上空の薄雲がピンク色に染まる。日の出は間近だ。

手前に源次郎尾根のⅠ峰(右)とⅡ峰(左)。Ⅰ峰とⅡ峰の間のV字の奥に八ツ峰の2峰と3峰が見える。無念の2乗の眺め。さらに奥には後立の稜線。

双耳峰の鹿島槍ヶ岳の右からご来光。

前剱から稜線を少し進むと前剱の門に至る。岩峰がモルゲンロートに染まる。鉄製のブリッジを渡って岩峰を反時計回りに回り込む。鎖を掴んで高度感のある岩壁をへつりながら進む。

回り込んだら鎖場を下る。

しばらく進むと平蔵の頭の前剣側の岩壁に出る(正面の岩)。真ん中の鎖は下山時のルート。上りは右から壁をへつりながら巻いていく。

巻いた後はここを登る。この後に出てくるカニのたてばいのミニチュア版。

そして平蔵のコルへと下る。やや長い鎖(下り専用)

矢印に沿って「カニのたてばい」へと進み、上部の中央の岩を登っていく。個人的にはたてばいを通過した上の最後の鎖がいやらしく感じる。体を持ち上げるのに一苦労。

山頂に到着。閑散としていて、お一人だけだった。このすぐ後に続々と到着。

山頂から源次郎尾根のⅡ峰を見下ろす。手前の白い稜線が懸垂下降の壁。この1P(ピッチ)の懸垂だけのために重いロープを担ぎ上げなくてはならないのが厄介だ。

こちらは八ッ峰の稜線。ちょっと未練がましいな・・

奥の稜線は後立から槍穂までのパノラマ。長年勤めた会社の同期に、学生時代に白馬から槍まで7泊でテン泊縦走したワンゲル出身者がいたな。絶対にまねできない。

奥に南アルプスの山並みとその左に富士山。

富士山アップ

続々と到着した登山者の一人に撮影してもらった。ありがとうございました。看板は選り取り見取り。何だかどんどん増えているような・・笑

北陸の毛勝三山(けがちさんざん)の山並み。

混雑しないうちに先に下り始めた。「カニのよこばい」の手前にある絶妙なバランスの岩の造形。

「カニのよこばい」を下から撮影。横ばいというよりは斜め下に下るという感じ。下りで渋滞が発生する箇所。

平蔵の頭を続々と下ってくる登りの人たち。下山用の登りルートは誰もいない。ここもちょっと渋滞しやすい場所。

平蔵のコルからカニのたてばいを登る登山者たちを撮影。真下からは垂直に見える壁も結構角度があって寝ている。

平蔵の頭から前剱側へ下ると雷鳥がいた。私と睨めっこ中。

もう一羽。仲睦まじく、つがいでいた。

富山の街と富山湾。その奥に能登半島が見える。

雲海の奥に白山。百名山を選出した深田久弥の愛した山。富士山と立山と並び日本三大霊峰。

下山時も前剱山頂に寄っていく。山頂標の背後は剱岳本峰。

明るくなったので、源次郎尾根をじっくり観察。写真中央の大きなV字の右がⅠ峰で左がⅡ峰。Ⅱ峰の左端が懸垂ポイント。源次郎のⅠ峰の後ろは八ツ峰の1峰。V字の奥は八ツ峰の2峰と3峰。

源次郎尾根の下部。木の根のジャングルを潜ったり登ったり、ハイマツの枝を掴みながらの藪漕ぎだらけ。個人的には下部が鬼門。

藪漕ぎ帯が終わればⅠ峰の高度感あふれる岩稜登攀が続く。手前左上が源次郎のⅠ峰で奥が八ツ峰の1峰

Ⅱ峰の懸垂ポイントをアップ。50mロープで岩壁の下部のテラスに下りられる(岩に横のひび割れのような模様がある所)。残りはクライムダウンで着地点に下りる。

八ツ峰も源次郎も縁がないんだなぁと気落ちしながら黙々と下り、剣山荘に到着。デポした50mロープをはじめ重い登攀具一式などを回収して出発。

別山尾根を越えて、新室堂乗越経由で雷鳥沢へと下る。写真右の雄山から大汝山、富士ノ折立、下って登り返して真砂岳と別山。斜面の紅葉はこんな感じ。前日より紅葉が進んだように思えるが、気のせいかな?

紅葉部分をアップ。右上は雷鳥沢のテン場。

雷鳥沢の対岸まで下りると雷鳥のつがいがいた。

晴れなのに2回も遭遇するとはラッキーな(雷鳥は曇りやガスの時、早朝などに遭遇率が高い)。お腹の羽毛が冬仕様の白に変わり始めている。

3日目の山行の詳細

3日目の歩行ルート図と標高グラフ

合計距離: 1333 m
最高点の標高: 2436 m
最低点の標高: 2368 m
累積標高(上り): 98 m
累積標高(下り): -55 m

山行の詳細

3日目の朝。宿泊した雷鳥荘で朝も硫黄泉に浸かる。湯冷ましに外に出ると予報通りの低い雲。

奥大日岳の稜線も雲に呑み込まれそう。

雷鳥荘のラウンジ。皆さん一斉に食堂へ行ったので閑散。

7時半ごろに宿を出てみくりが池を通過。逆さ立山は心眼で見る(笑)

室堂から扇沢に向かう始発で下山開始。ロープウェイの大観峰駅から見る後立の山並み。こちらも雲に覆われている。

低い位置から観光放水。この日に入山してくる人たちの気合には頭が下がる。少しは雲が取れますように・・

山行を終えて

剣沢小屋の前でお会いしたガイドさんとのやり取り(源次郎尾根 断念顛末記)

今回の源次郎尾根は、1週間ほど前のシルバーウィーク3連休に5組ほどが入山していたようなので大丈夫だろうと計画した。剣山荘へ向かう途中、剱沢小屋の前にちょうど登攀から帰ってきたパーティがいたので、どこをやってきたか聞くと源次郎尾根とのこと。

これはしめたとばかりに平蔵谷の雪渓の横断について聞くと、ひどい状態でガイドさんに言われるままに通過したとのことで、詳細はガイドさんに聞いてほしいとのこと。近くにいたガイドさんに確認すると、ズタズタ、穴ぼこだらけで、落ちるリスクが高いので止めるように言われる。

さらにあれこれ尋ねると、横にいたガイド仲間と思われる人からは、「自分で見てきたらいいよ。できるかできないか納得できるから」と突き放されてしまった。最初に聞いたガイドさん曰く、「あの雪渓の状態でどうしてもやらなければならない理由があるのか?来シーズン以降の雪渓が安定しているときにやればいいじゃないか」とのこと。

おっしゃる通りだ。今シーズン限りでバリルートを引退すると決めていなければ、私だってそうしたいのだが・・。続けて曰く、「お客さんを連れて雪渓を無理やり通過したことをガイドとして後悔、反省している」とのこと。重い言葉だ。ここまでガイドさんに言わせてしまったら、諦めるしかない。

考えてみれば、シルバーウィークに5パーティしか入山していないということは、源次郎尾根への取り付きが簡単ではないことの証のようなものだ。別山尾根に変更することを伝え、ついでに八ツ峰の長次郎谷の雪渓について尋ねた。ガイドさん曰く、「雪渓の傷みが早いので、七夕の頃までにやるしかないだろう」とのこと。

その頃はまだ1・2峰間ルンゼに雪のブロックが残っていて危なくないかと尋ねると、「下半からやるつもりか」と尋ねられる。「時々、雪のブロックが残るルンゼをコルへと登るパーティがいるのを見かけるが、自殺行為だ。コルにつけたのは運が良かっただけだろう」とのこと。

下半については、「ルンゼの雪のブロックが無くなる頃には長次郎谷の雪渓がボロボロになるので、やれるタイムスロットが極端に狭くなっている。下半をやるなら技術と経験を積んで雪のあるGWの頃にやるかだね」とのこと。

「上半であれば、長次郎谷の雪渓が歩けるうちならやれる。下半・上半を通しでやるのは難しくなってきているので、上半だけに絞ったらどうか」とのアドバイス。八ツ峰の一気通貫にこだわり過ぎて、今シーズンの最後のチャンスも逃したということか・・。

どうやら剱の岩稜には縁がないらしい。これがバリルート引退の潮時のようだ。引き出しに温め続けてきた計画はお蔵入りで終わりそうだな・・(「歩行ルート図と標高グラフ」に戻る

感想

過去約40年間に2回しか登らなかった剱岳。1回目は20代半ばに、2回目は山を再開してから60歳の時に。それが今シーズンは立て続けに2回も出かけた。別山尾根を続けて登って感じるのは、登りも下りも正直きつくなってきたこと。年だな・・

バリルートどころか、一般登山道の岩稜ルートも徐々にやめていくべき時期に差し掛かっているようだ。まだまだ自分はできると思うのは年寄りになった証拠と自省し、山の楽しみ方を変えていくことにしようと思う。

絶好の晴天に、2回も続けて剱岳に登れたことに感謝感謝だ。剱岳に登った4回は全て晴れ。縁は薄いようだが、運は良いようだ。

関連情報

コンビニ

長野駅周辺にあり。扇沢にはない

日帰り入浴

<室堂周辺>
雷鳥荘:
11:00~20:00。1000円。地獄谷を源泉とする白く濁る硫黄の香りの100%掛け流しの湯(風呂の中の階段を上がった湯舟。下の湯舟は湧き水を沸かした湯)シャンプー、ソープあり
http://www.raichoso.com/sisetu.html

みくりが温泉:
9:00~16:00。1000円。地獄谷を源泉とする白く濁る硫黄の香りの100%掛け流しの湯。シャンプー、ソープあり
http://www.mikuri.com/spa.html

<大町温泉郷周辺>
湯けむり屋敷 薬師の湯:
7:00~21:00(最終入館20:30)。750円。TEL.050-3101-9679。長野県大町市平2811-41。扇沢から車で約15分
http://o-yakushinoyu.com/

籠川渓雲温泉:

13:00~19:00、720円、0261-22-1530
https://www.kuroyon-royal.jp/hotspring/

葛温泉 高瀬館:
10:00~20:00。700円。TEL.0261-22-1446。長野県大町市大字平高瀬入2118‐13。扇沢から車で約20分、七倉山荘の手前
https://www.takasekan.com/hot-spring/

アクセス

東京 → 長野:JR北陸新幹線
東京6:16発 →(かがやき501)→ 長野7:36着(片道8,140円。eチケット)

長野 → 扇沢:アルピコバス
メトロポリタンホテル長野8:00発 → 扇沢10:00着(片道3,100円)。
長野駅東口経由(8:15発)。8時の始発だけは善光寺出口側のメトロポリタン長野が出発点になる。長野駅東口で積み残しが発生する場合は、すぐに2号車を臨時出庫するので全員乗れる。
https://www.alpico.co.jp/traffic/express/nagano_omachi/

扇沢 → 室堂:立山黒部アルペンルート
扇沢10:30発 → 室堂11:55着(12,300円。Web予約往復運賃)
扇沢からの行きの便は指定可能。室堂からの帰りは指定不可

なお、アルペンルートWeb予約時に、アルピコバスの往復切符も合わせて購入可能
https://www.alpen-route.com/index.php

利用した山小屋

剱山荘(1泊目利用):
1泊夕食・弁当で13,000円。温水シャワーがあり、汗を流せるのがありがたい(石鹸シャンプー使用不可)。トイレも水洗。小屋前には誰でも利用できる水場がある。携帯電波は入りずらい(ドコモは1本のみ)
https://www.kenzanso.com/blank

雷鳥荘(2泊目利用):
飛び込みで空いていたので宿泊した。1泊2食で11,000円。かけ流しの硫黄泉の温泉あり。ソープ・シャンプーは備え付け。食事も山小屋の域を出る。水洗トイレ。クレカ、QRコード決済可。携帯電波は届く。free wifiあり
http://www.raichoso.com/

歩行データ

1日目

室堂12:03 → 12:14みくりが池 → 12:17みくりが池温泉12:18 → 12:29雷鳥荘12:30 → 12:45浄土橋12:46 → 13:13新室堂乗越13:14 → 14:30剱御前小舎14:35 → 15:03剱沢キャンプ場15:04 → 15:09剱澤小屋15:49 → 16:15剣山荘(泊)

2日目

剣山荘04:10 → 04:36一服剱04:37 → 05:28前剱05:32 → 05:46前劔の門05:47 → 06:10平蔵の頭06:12 → 06:14カニの縦バイ06:15 → 06:22カニのヨコバイ06:29 → 06:45剱岳06:57 → 07:11カニのヨコバイ07:18 → 07:20平蔵のコル07:21 → 07:25平蔵の頭07:34 → 07:55前劔の門07:56 → 08:07前剱08:15 → 08:59一服剱09:07 → 10:07剣山荘 → 11:36剱御前小舎11:54 → 12:43新室堂乗越 → 13:03浄土橋13:14 → 13:27雷鳥沢ヒュッテ13:28 → 13:46雷鳥荘(泊)

3日目

雷鳥荘07:22 → 07:35みくりが池温泉07:36 → 07:45室堂ターミナル

記録は山愛好家のSNS「ヤマレコ」にもアップしています。登山道の状況などはそちらに記載しています。

山行記録: 再び別山尾根で剱岳へ(源次郎尾根は断念)
2023年09月24日(3日間) 剱・立山, 無雪期ピークハント/縦走 / Pinball_1957の山行記録
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