アルミ合金製軽量アイゼンを試して

山の記録

2021.12.23 14:08

初夏から夏の登山で雪渓歩きのために重い本格アイゼンを持っていくのはしんどい。かといってチェーンアイゼンでは不安。ということで、アルミ合金の軽量アイゼンを購入した。残念ながら今年の夏はコロナの第5波で計画していた山に出かけることができず、軽量アイゼンを試す機会を逸した。今回、四国・九州の山巡りに出かけた際に、新雪で試し履きしてみた

中国製の14本爪アイゼン:

メーカー:捷登戸外用品有限公司(JIEDENG OUTDOOR PRODUCTS CO., LTD)

製品名:BRS アルミニウム合金 超軽量14歯雪山アイゼン

材質:7075高強度合金(7075超々ジュラルミン)

重量:480g

冒頭の写真(左足用は裏面、右足用は表面)の通り、アンチスノーブレード(雪付着防止版)がついておらず、フレームだけの製品だ(アイゼン収納バッグは同梱されていた)。ユーザーコメントでは、残雪期の使用であれば、雪付着防止版がなくても底に付着することはなく問題ないとのこと。

(左は右足用の表面、右は左足用の裏面)

今回は新雪なので、上の写真のように手作りの雪付着防止版を作製した。ダイソーの樹脂製カットボード(まな板)で、適度に強度と柔軟性のある厚さ2ミリのものを選び、ハサミで切って結束バンドで固定した

(両方とも裏面の写真)

結果は、上の写真の通り、前側(指の付け根から土踏まず側)の方が割れてしまった。最初に試した石鎚山は雪がしっかりあったので、何らダメージはなかったのだが、2回目の伯耆大山では木段などが露出していたため、ガシガシ下ってきたときに破損したと思われる

グリベルのアイゼンのような分厚い頑丈な付着防止版にすれば割れないのだろうが、厚さ5ミリなどの厚いまな板は加工ができない。逆転の発想で、ペラペラのまな板なら割れないのではないかということで、厚さ0.8ミリのものをダイソーで購入した。正月休み明けに加工して装着予定。もし薄手のものでも割れるようなら、諦めて残雪期限定でフレームのまま使用するつもり

ちなみに、私が雪山に使っているグリベルの本格12本爪アイゼンは、重量が約850g。400g近い重量の差は大きい。超々ジュラルミンの強度、重量には満足しており、うまく使い分けていきたい

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