2021.12.07 22:03
西国ツアーの4日連続の4座目。この日は、本来は宮崎から鹿児島への移動だけで、のんびりする予定だったが、九州南部が快晴予報になったので、韓国岳に出かけることに。
岐阜の高山で2年ちょっと働いた時の仕事仲間だったM氏が転職して宮崎にいるので旧交を温めるべく夕食を一緒にした。盛り上がって芋焼酎を飲みすぎ、完全に酔っ払い状態(麦焼酎は一つも置いてなかった)。
熟睡したのはいいが、気が付けば予定より2時間も遅いチェックアウト(笑)。それでもえびす高原の駐車場に着けば、私より後に続々とやってくる。スロースタートの山のようだ。噴火口から漂ってくる硫黄臭に、温泉に入ることだけを考えながら山に登って下りてきた。
冒頭の写真は韓国岳(からくにだけ)の山頂から鹿児島方面の眺め。手前はカルデラ湖の大浪池で、その奥に鹿児島の街が見える。さらに錦江湾と桜島も見えている。写真では見えないが、肉眼では桜島の左奥に開聞岳も見えていた
まずはえびの高原駐車場からスタート。アカマツが群生する森を抜けて行く。奥が韓国岳
硫黄山火口展望所から噴煙を眺める。火山性ガスの硫黄臭がここまで漂ってくる
写真中央に出発点のえびの高原センターが見える。右はジオラマパーク。山の斜面はアカマツの群生
九合目まで上がってくると、火山特有の山頂風景が現れた。溶岩特有の色と形
山頂で自撮り。この後数名が続々とやってきた。山頂は寒風が吹きすさび、長居していられない
鹿児島の街と桜島。間に錦江湾。桜島の左奥に開聞岳(さつま富士)がうっすら見える
すぐ隣に高千穂山。神話の山だ。山頂には坂本龍馬が引っこ抜いた「天の逆鉾」がある。元々はWヘッダーで計画していたが断念。4日連荘の登山で疲労が蓄積しているのと、翌日からの屋久島縦走に向けて体力温存
冒頭の写真。さぁ、温泉に入りに下りよう
硫黄山火口展望所まで下りてきた。研究者だろうか?禁止エリアに2人いた
駐車場近くの日帰り温泉に入ったら、硫黄泉ではなく鉄分の入ったぬるっとした滑らかな湯だった。なかなかいい湯で、しかも貸し切りで内湯と露天の両方に浸かり疲れを癒した
韓国岳から眺めた鹿児島の街と錦江湾に浮かぶ桜島が何とも素晴らしかった。のんびり山頂で眺めていたかったが、強い寒風が身にこたえ、すぐに下山を開始した。それにしても、火口跡がいくつもあって火山活動のすごさを実感できる山だった
この山もミヤマキリシマが有名なので、いつかのんびりと再訪したい
なお、韓国岳の登山道やコースタイムなどの詳細は、以下を参照されたし
山行記録: 韓国岳(霧島山)/西国ツアー④。鹿児島の眺めが最高だ ☜ ヤマレコの記録