2021初登山は赤城山。霧氷のサプライズ(2021/03/23)

山の記録

2021.03.24 10:05

3月21日にやっと一都三県の緊急事態宣言が解除された。22日には明治神宮へ初詣(笑)に出かけ、本日23日は毎年恒例の赤城神社へ安全登山のお守りを授かるべく出かけた。何とこれが今年最初の登山だ

この日、東京は早くも桜が満開になった。自粛している間に、すっかり今期の雪山シーズンを逃してしまった。昨年の登山お守りを返納し、今年の登山お守りをいただくのがメインなので、雪山は期待していなかった。もう3月下旬だしね。ところが標高を上げると、山の神様の粋な計らいか、冒頭の写真のように霧氷に出会えた。嬉しいサプライズ

まずは自宅を5時半に出て、関越をひた走る。前橋ICで下りるところを、ボーっと運転していて通り過ぎてしまった。一つ先の伊香保温泉ICで下りて若干戻り気味に赤城山を目指す。距離は長くなってしまったが、前橋の中心を抜けなくても済むので、タイムロスはほとんどなく赤城に向かうことができた。大鳥居をくぐって赤城山へと向かう。標高約1350m弱の赤城神社を目指して山道を走るのだが、道路には全く雪がなく、難なく到着

大沼(おのこ)の駐車場に着くと黒檜山(くろびやま)の上部が白い。何と霧氷だ。天気予報では終日快晴予報だったが、山頂付近にかかっていた雲によって、木々に水滴がついて霧氷が形成されたようだ。嬉しい誤算

カルデラ湖の大沼の湖畔沿いに赤城神社へ向かう。神社は9時開門なので、登山後に再度寄ることにして、神社の横を素通りして登山口へ進む

主峰の黒檜山へダイレクトに登る登山口。全く雪がない。このルートは何度か訪れているが、いつも積雪期だったので、初めて雪のない登山道を登る

大沼のビューポイントまで上がってきた。ここまでは殆ど雪がない。写真の中央下に赤城神社、その背後に地蔵岳。地蔵の山頂には電波塔がいくつも立っていて、関越自動車道からも見て取れる

さらに登って富士山のビューポイント。少し手前から残雪が現れ、ところどころテカテカに凍っていて滑るので要注意。富士山は地蔵岳の左肩に見える

ズームアップするとご覧の通り。今日は良く見えている、ラッキーだ

反対側にはこれから進む黒檜山。上部は霧氷で白くなっている。楽しみだ

登山道にしっかりと雪が出てきた。富士山ポイントからチェーンアイゼンを靴底に着けて滑り止め対策。ガスがかかってきてモノトーンな世界になってしまった。これはこれで良い雰囲気だ

ガスが取れ始めた。バックの青空に霧氷が映える

冒頭の写真。やはり空の青と霧氷の白のコントラストが一番だ

山頂到着。平日なので登山者はパラパラ。山頂は独り占めだった

この先の絶景スポットに向かう。歩いて2分

霧氷が何とも言えない美しさ。遠くに雪の稜線が見える。左が苗場山など、右が武尊山(ほたかやま)、中央には谷川山系の山々。他にも尾瀬の至仏山(しぶつさん)や燧ケ岳(ひうちがたけ)。日光の奥白根山や男体山、その手前に皇海山(すかいさん)がくっきり。反対側には、八ヶ岳や南アルプスの北岳や間ノ岳が見えていた。日本百名山の赤城山から、20弱の百名山が見えていた

上州武尊山のアップ。谷川岳や燧ヶ岳などもまだまだ雪がたっぷりとある。さすがに上越地方の山は雪深い

赤城から西方向。伊香保の山々の奥に浅間山が見える

浅間山のアップ。関越を北上する際に、浅間山の南側の斜面にはあまり雪がなかったが、北側斜面はまだ雪が残っている。この日は小さな噴火があったようだが、噴煙は見えなかった

低木が海底のサンゴのようになっている

山頂まで戻り、駒ケ岳方面へ周回すべく進む。すぐに現れる黒檜大神にお参り。ここから駒ケ岳へは南側斜面を進み雪がほとんどないので、チェーンアイゼンを外す。ところどころぬかるんで歩きずらい

黒檜山から下りてきた斜面。霧氷は流れてきた雲が当たったところだけ部分的にできている

これから進む駒ケ岳方面。北側斜面の尾根には雪が残っているが、日光で融け始めていたので、チェーンアイゼンなしで山頂まで進んだ

駒ヶ岳山頂。よく日が当たるので完全に融雪している。ここからはひたすら下り

駒ヶ岳山頂から大沼を見下ろす。1週間前に登った方の写真を見ると、大沼は部分的に凍っていたが、今は完全に消失している

赤城神社をアップ。過去に3回、大沼の駐車場から赤城神社へ凍結した湖の上を歩いて渡ったことがある。年にもよるが、1月中旬から2月中旬くらいだ。その頃にはワカサギ釣りの人たちが湖上に点々と風よけのテントを張って、氷に穴をあけて釣り糸を垂れている。さて、下山してお参りに行こう

大沼の駐車場まで下りて登山終了。車で神社に移動して、神社前から大沼と地蔵岳

赤城神社で今年の安全登山祈願

そして本日の目的、登山お守りをいただく。ザックのデザインだ。これまでずっとライトブルーのお守りだったが、今年はライトブルーが在庫切れとのことで、黄色にした。2014年の1月から本格的に登山を再開して今年で8年目。このお守りは8代目になる


どうか今年も安全に登山できますように・・・。というか、コロナが大きくリバウンドせず、山に出かけられますように・・・

 

なお、本山行の詳細については、以下の記録を参照されたし

赤城山。アイスバブルと恒例の安全登山祈願 ☜ クリック

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