奥穂から西穂へ。北ア屈指の難関ルート再訪-1(2019/10/20)

山の記録

2019.10.23 11:35

高山に単身赴任している間に地の利を生かして北アにガンガン行こうと思っていた。でも思うようには行けず、年内で高山を離れて完全引退することになる。いくつかやり残した北アの計画があり、今回の奥穂ー西穂縦走もその一つだった。日曜が晴れそうだったので、東京への出張ついでに千葉の自宅で週末過ごす予定を切り上げ、土曜に高山に戻り日曜と月曜で出かけることにした。

上高地側から奥穂に向かうと、登山者の駐車場があるアカンダナPも沢度Pもこの時期は始発バスが6時と遅く、上高地の出発が7時前くらいになってしまう。という訳で、アパートから1時間でアクセスできる新穂高温泉の登山者無料駐車場に車を止めて、5時半くらいに歩きはじめた。

この日の天気予報は、気象協会の「山の天気」では山頂は快晴、麓は曇り。駐車場に5時10分前に着くと霧雨。コンビニおにぎりで朝食を取るも一向に止まず。仕方なくレインの上下を着て出立

冒頭の写真は涸沢岳(3110m)の山頂から眺めた奥穂(左)からジャンダルム(右)への稜線。2日目に向かう今回の山行のメインの一部

まずは新穂高ロープウェイ駅の横を抜けて林道を進む。すぐに蒸し暑くなり、霧雨が弱まったところでレインの上下を早々に脱いだ。途中で林道を外れて夏道を進み、ショートカットして穂高平山荘へ進んだ。その後、さらに林道を進み、槍方面との白出沢分岐を奥穂方面に入り、樹林帯の登山道を登ってきた。沢沿いの紅葉がきれいだ

同じく紅葉

沢沿いがきれいだ。下流方面を望む。ほぼ低い雲の上に出た。気温はそこそこ低いが、湿度が高くひどく汗をかいた

台風19号で流されていないかと心配していた重太郎橋。前日に小屋に宿泊予約した際に通過できることを確認していたが実際に見てほっとする

橋を渡って対岸の岩壁の中腹を進む。梯子や鎖などがしっかり整備されている

再び沢に出る。左の登山道から沢を斜めに登って横切る。写真をよく見ると赤いザックの先行者が見えるが、その先に対岸の標識がある

その後、再び樹林帯の急登を登ると広い白出沢に出る。荷継小屋跡の標識。「対岸へ」と書かれているように、この沢も右斜め上に横切る。よく見ると岩がステップのような踏み跡になっているのが見て取れる

沢の紅葉。雲の奥に笠ヶ岳が出てきた

この涸沢を穂高岳山荘までひたすら登って行く。ところどころ白や黄色のペンキが現われるが分かりづらい。浮石が多いので、落石さえ起こさないよう注意すれば、どこを歩いても構わない

ところどころペンキを見失いながらも、ほぼルート通りに上がってきた。「スベル アビナイヨ」の岩を通過

上部に穂高岳山荘の後ろの石積みが見えてきた

登ってきた沢を振り返る。かなり雲の上に上がってきた。勾配もきつくなってきた。下に後続者がいるのが見える。万一、浮石を落としたら直撃しかねない

休憩していると岩ひばりがやってきてこちらを眺めていった

あと少しが長い。なかなか到達しない

笠ケ岳がきれいに見える。その左奥に白山も見て取れる

白山アップ。雲は2000m位までだろうか。下界は完全に曇りだな

やっと小屋の裏に到達。7時間弱を要した。やれやれ

明日向かうジャンダルム(一番左)が見える

小屋の前のテラスに行くと、前穂高岳の北尾根のギザギザの尾根が見える。左下の尖がりが6峰、その右上へ5峰、4峰と続き、3峰から1峰(前穂本峰)はくっついている。雲海の奥に八ヶ岳が浮かぶ

八ヶ岳のアップ

左方向には浅間山が浮かぶ

白出沢と反対側の直下には涸沢ヒュッテとテン場が見える。テントは少なめだな

小屋のすぐ横には奥穂の急峻な壁がそそり立つ。明日向かうので今日は眺めるだけ

12時半前。30数年ぶりにこの小屋に泊まる。テラスや小屋の姿は昔と変わらない。チェックイン後に早速ビール。1時間半ほどまったり。

2時くらいから涸沢岳に向かう。20分ほどで山頂。ここへ登ると一気に展望が広がる

私が立つ涸沢岳と小屋を挟むように奥穂が聳える

反対側に広がる槍ヶ岳(左)から北穂(右)への稜線の絶景。槍の右奥には水晶岳から野口五郎岳への裏銀座の山並み、その奥に後立山連峰の稜線が見える

北穂高岳の北峰(右奥)と南峰(手前)。左側の岩壁はアルパインクライミング(ロッククライミング)で有名な滝谷。いくつもの小説の舞台になった岩壁だ

槍ヶ岳の左奥には薬師岳の大きな山容

さらに左方向には黒部五郎岳

白山方面の雲海

反対側の南アルプス方面も雲海だ。左手前のピークは前穂高岳。南プスの左端に富士山が見える

甲斐駒ケ岳の左奥に富士山

5月に燕岳から歩いた常念山脈。左端の常念岳から右端の蝶ケ岳

下山前に再び槍ヶ岳から北穂、涸沢岳に続く縦走路。こちらも北ア屈指の難ルートの一つ

穂高岳山荘横のテン場。この時期のテン泊は寒い。皆さんタフだな

登ってきた涸沢岳を眺めながら、持参の焼酎とツマミで再びまったり

あっという間に飲み終わってごろりと至福の時間(手前の青ジャケットが私)。この日は暖かく、全然寒くない。時期的にこれが今シーズン最後の北アだな。素晴らしい天候に恵まれてラッキーだった(一日目終了)

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なお、本山行の詳細については、以下の記録を参照されたし

奥穂高から西穂高への縦走再訪(新穂高温泉から周回)☜ ヤマレコの記録

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