常念山脈を行く-1(2019/05/24)

山の記録

2019.05.27 23:45

GWに薬師岳に出掛け、北アの最深部側から槍ヶ岳から穂高の山並みや、通称「裏銀座」と呼ばれる稜線を眺めた。今度は逆側から眺めるべく、常念山脈の尾根に出掛けた。最初の燕岳(つばくろだけ)から大天井岳(おてんしょうだけ)までは、通称「表銀座」と呼ばれる北ア屈指の人気コースだ。この縦走コースをテント泊で歩くという、自分にとっては初の試み。

今回のコースは、シーズン中はすごい数の登山者で、テン場は早い者勝ちの争奪戦。小屋も一つの布団に二人寝ることもあり、とても出かけられたものではない。残雪のこの時期ならまだゆったりと歩くことができると踏んで実行に移した。

冒頭の写真は、夕暮れ時に燕岳山頂から眺めた槍ヶ岳から穂高連峰に続く稜線。この山並みを眺めたかった。沈む夕日でアーベントロートにほんのりと染まる。

まずは登山口の中房温泉(なかぶさおんせん)。ここから登って上高地へ抜けるので、高山のアパートから平湯温泉に行き、車をデポした。平湯のバスターミナルを8:15に出発する松本行きの始発バスに乗る。松本駅に10:15について、JR大糸線のあずさ3号(10:27発)に乗り継ぎ、穂高駅に向かう(10:44着)。そこで10:52発の中房温泉行きバスに乗り、登山口には11:44に到着。12時からコースタイム約4時間の合戦尾根を登るというアプローチ

車を平湯温泉にデポしたことで、上高地に疲れて下りてきた後にすぐに車を回収して温泉に直行できるという、我ながら良く考え抜いた移動計画だ

ところが、バスは5分遅れで平湯BTに到着。ここでの休憩時間10分を切り詰めて定刻通りに出発するかと思いきや、しっかり10分休憩して5分遅れで出発。この5分が松本での乗り換えに響き、結局2分違いであずさ3号を逃し、中房温泉行きのバスにも乗れなくなった。15分後の快速で穂高駅に向かい、やむなくタクシーで穂高駅から登山口へ向かった。タクシー代の7500円は痛い出費となった

気を取り直して合戦尾根を登る。北ア三大急登の一つだけあって、第1ベンチ、第2ベンチと適度な間隔で休憩場所が設置されている。テン泊装備が重く、ベンチどころか、ベンチとベンチの間でも休まないと次のベンチまで持たない。4つ目の富士見ベンチから上で雪道となり、合戦小屋からは12本爪のアイゼンを装着。急斜面を登ると燕山荘(えんざんそう)と燕岳(つばくろだけ)が見えるベンチまできた

やっとここまでという安堵と、まだあそこまでという絶望感が交錯する。コースタイム(CT)を超過し、遅々として進まない。暗くなる前に着けるかと不安になる

写真の雪の斜面奥の尾根に登ると一旦雪が消え、アイゼンを外す。するとすぐにまた雪になり、以降は着脱の簡単なチェーンアイゼンにした

ここのベンチからは、明日歩く大天井岳から常念岳への稜線が見えた。テンションも不安も上がる

槍ヶ岳とそこから右に延びる北鎌尾根も見えた。いい眺めだなぁ

へとへとになりながらやっと燕山荘にたどり着く。CT4時間のところ5時間を要した。テントを張る気力も体力もなく、迷わず小屋にチェックイン。夕食も間に合った

夕食後に一人燕岳へ向かう。空身の軽いこと。スキップしてしまう(笑)

メスのライチョウに出会った。かなり夏毛に変わっている

燕岳を象徴する花崗岩の要塞。山頂への登りもヒョイヒョイ

山頂独り占め。裏銀座の稜線に落日。きれいだなぁ

有名なイルカ岩。行きに気づかず通り過ぎてしまった。明日は長い行程なので、早立ちしよう。小屋泊に変えたことで、テントの撤収作業も必要ない

それにしても今日の急登は疲れた。明日は稜線歩きなので、少しは楽かな・・・

常念山脈を行くー2(2日目)に進む ☚ クリック

なお、本山行の詳細については、以下の記録を参照されたし

中房温泉から徳沢園へ。色々と考えさせられました ☜ ヤマレコの記録

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