荒島岳。今シーズン初の雪山(2019/01/13)

山の記録

2019.01.13 21:17

3連休、まずまずの天気予報。土曜日に北陸の名峰「荒島岳」、日曜日に北アの「焼岳」を計画する。ところが金曜日の夜にアパートで鍋を突きながらアルコールを飲み過ぎてしまい、目覚ましが鳴った時には軽い二日酔い症状。土曜の荒島岳を諦めて10時過ぎまでベッドでうだうだ。

同じ轍は踏むまいと、土曜の夜はレトルトカレーとサラダですませ、アルコールは高山の地酒で徳利一本とする。土曜日に行き損ねた荒島岳に出かけた。

冒頭の写真は小荒島岳から眺める荒島岳。福井県大野市にある北陸の名峰。この日は完璧な晴れ予報だったのに、なぜかガスが湧き、雲が山頂に引っかかる状態。下山したお昼頃からはしっかり晴れたようだ。

まずは駐車場から登山口に向けて登る。さすが人気のお山の三連休中日。しっかりトレースが出来上がっていて、ザックに着けてきたスノーシューは出番がなさそう

白山方面が朝日に少し染まる。雲が取れていくことを期待したのが・・

3分の2あたりのシャクナゲ平を過ぎても雲は取れない。雲のおかげで霧氷がきれいにできているが、バックも白いので映えない

一瞬日が差し始める。そして・・

ガスもさーっと引き、加賀の白山が姿を現す。富士山、立山とならび、日本三大霊山の一つ。もうだめかと思っていたが、報われた一瞬

山頂に向けて最後の壁を登る先行者。空も少し青みが増してきた

山頂到着。祠も凍てつきご覧のとおり

荒島岳山頂標。日本百名山の一つ。1,523メートル。さほど高い山ではないが、白山同様に雪が降り積もる山だ。バックは白山連峰。積雪期に登るのは初めて。常連さん曰く、「山頂標がこんなに出ているとは今年は雪が少ない」とか

白山連峰。右が別山。左には御前峰と大汝峰。荒島岳より1000m高く、日本海側寄りにあるだけあって、雪深さが一段と増す

白山の右奥にはうっすらと北アの稜線も見える。右側は穂高連峰。風が強いうえに、ガスが取れるのは一瞬。10分ほど滞在して下りることに

後続者が続々と登ってくる。バックは白山

ガスが取れて御嶽山も姿を現す。今年も季節を変えて訪れたい

多くの登山者が山頂を目指す

霧氷、雲海、白山連峰。青空とのコントラストが素晴らしい

乗鞍岳もガスが取れて姿を現す。来月あたり出かけたい

深海のサンゴのよう。霧氷は青空がよく似合う

老若男女、どんどん登って行く。さすが人気の山だ。北陸、東海、関西方面からの登山者が多い

シャクナゲ平まで下りてきて、そこから小荒島岳まで足を延ばしてやってきた

写真中央に九頭竜湖。右奥に経ケ岳方面の山並み

九頭竜ダムのアップ

福井県大野市方面。奥には若狭湾が見える

九頭竜湖の奥の左側には能郷白山。こちらはまだ登ったことがない

遠く南アルプスも姿を見せている

荒島岳の山頂の雲が取れない。ここ小荒島岳から眺める荒島岳の姿が美しいのだが、ちょっと残念

シャクナゲ平まで戻ると荒島岳の山頂の雲が取れ始めた。小荒島岳でもう20-30分粘るべきだったか

シャクナゲ平から一気に下る。奥美濃の山々が見える。右奥に鷲ヶ岳、左奥に大日ケ岳、その左手前に野伏ケ岳。20代の頃は鷲ヶ岳や大日ケ岳のスキー場によく出かけた

国道158号線沿いの駐車場が見下ろせるところまで下りてきた。まずまずの雪山歩きを楽しめた。感謝感謝!

実はこの日は、12時ごろに山頂に着くように登った人たちが一番展望もよく、風も収まっていたのではないかと思う。ちょっと悔しいが、自分的には十分に雪の荒島岳を楽しめたので大満足

関西方面からも多くの登山者が訪れる荒島岳。この日も非常に多くの登山者で賑わっていた。シャクナゲ平でテン泊していたグループもあり、皆さん雪の荒島岳を楽しんでいた。例年に比較すると雪が少ないようだが、駐車場からアイゼンを履いて登る程度の雪はあり、今シーズン最初の雪山を楽しませてもらった

それにしても雲の上に浮かんでいた白山、この時期に登れないかなぁ・・。登山口まで避難小屋泊装備を担いで歩く4時間半の林道歩きと、その後の深雪のラッセル。スノーシューでは無理か・・。スキーにシールを着けて登るしかないのかな?まぁ、夢は夢のまま取っておくのがやっぱりよいな

さて今シーズンの雪山、昨年同様、再訪したい山や新たに行きたい山は多々あれど、仕事と家庭と天候の組み合わせがうまくいくことを願うばかり。雪中テント泊にもトライしてみるか・・

なお、この山行のコース概況、タイムなどの詳細は、以下の記録を参照されたし

荒島岳。今シーズン初の雪山 ☜ ヤマレコの記録

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