西穂高岳への稜線を行く(2018/03/17-18)

山の記録

2018.03.19 23:27

この週は月曜(3/12)から木曜(3/15)まで晴れていた。高山の会社から見える乗鞍や穂高連峰、笠ケ岳を指をくわえて眺めていた。こういうときに山に行けない辛さ。金曜の午前はひどい雨。ところが土日は晴れ予報。ならばと西穂高岳に出かけた。

冒頭は本日の行程を一望する写真(ロープウェイ山頂駅展望台から)。右から丸山、独標、ピラミッドピーク、チャンピオンピークなどを進み、左端の西穂まで往復する稜線歩き

高山のアパートから1時間、新穂高ロープウェイ駅に到着。地の利だな。昨日からの雨雲で霧氷が見事にできている。この時期としてはラッキー。幸先よいスタート。そしてこの後は冒頭の写真のごとく信じられないような快晴に

展望台からの写真の続き。西穂への稜線の左には南岳、中岳、大喰岳(おおばみだけ)、そして槍ケ岳への稜線

右が西穂への稜線、左奥が槍ケ岳への稜線。心が吸い込まれる。この景色はロープウェイで上がってきた観光客の皆さんも楽しめる

左が岐阜県最高峰の笠ケ岳、右が抜戸岳

笠ケ岳の左には雲海の上に加賀の白山。いかんいかん、こんなところでのんびり写真を取っていては西穂まで日帰りできない。最終16:15発のロープウェイに間に合わなくなってしまう

上着を脱ぎ、手袋を取り、フリースの帽子も取って汗をダラダラ流しながら小1時間。西穂山荘まで上がってきた。北アでは珍しい通年営業の小屋。ちなみに左手前は鏡餅ではない。名物の雪だるま。ここで登山靴にアイゼンを装着。いつも10分かからないが、今日はあまりの天気の良さにのんびり30分もかけてしまった

宿泊受付は雪のトンネルをくぐって小屋の中へ。この時はまさかここをくぐることになろうとは思ってもみなかった

さぁ、ここからが西穂への稜線。まずは右の丸山山頂へ

独標への最後の登り。左奥にピラミッドピーク

独標まで上がってきた。山頂標の右は笠ケ岳、左奥に白山

次はピラミッドピークへ。左手前の小ピークを越えて下り、ちょっとしたナイフリッジもどきの稜線を進んで、写真の右下から左上方へと雪のベルトを進む

独標を振り返ると後続の登山者がたくさん。ここをゴールにする登山者も多いようだ

ピラミッドピーク山頂。ここから一旦下り、一番左の小ピークのリッジを登る。その後、下ってすぐ右の小さい岩山(5峰)を左側にトラバースして進む。中央奥が目指す西穂山頂。ここで引き返す登山者も多いようだ

ピラミッドピークを下ってリッジを登る。前を進むソロとその先のカップルとは西穂山頂で一緒になる

次にこの岩山(5峰)の左側斜面をトラバースしてくる。通過後に振り返る。トラバースのコツは足元に集中し谷側を見ないこと(笑)

右が3峰。写真真ん中下にある岩の丸印下を回って、その右斜め上の「3」の数字と白ペンキの丸印がある下をトラバース

あと少し。写真中央下から先に時計回りに進む。その後にちょっとガレ場のような急斜面の岩場に雪が積もったところを右上に登る。ここが岩が安定せず、登りも下りも神経を使った。その先は山頂直下の急斜面。こちらは比較的簡単に登り下り出来る(写真撮り忘れ)

山頂到着。この時点で14時。かかりすぎだ。ロープウェイの最終には間に合わないと判断し小屋泊を決める。広島から来たソロの方(小屋でも同じ部屋だった)に撮ってもらう。右後方は笠ケ岳

定番。奥穂(中央左)から前穂(中央右)への吊り尾根

奥穂(右)から北穂、その左が南岳から槍ケ岳の穂先(左奥)

2月末に登った乗鞍岳

1月末に登った焼岳は随分下に見える

南アルプスの甲斐駒ケ岳の左には富士山

小屋まで下りてきた。16時少し前。独標の山頂でスニッカーバーを食べながら20分も休憩していなければ、ロープウェイの最終に間に合ったのに。もちろん結果論だけど・・。まぁいいや。小屋泊でのんびりしよう。奥の手前は焼岳、左奥は乗鞍岳

小屋泊の特権。きれいな夕日を眺める。Good night!

そしてGood morning! ちょっと風があるけど、今日もいい天気だ

始発に間に合うようのんびり下りてきた。ロープウェイ山頂駅の展望台。にしほ君(雪だるま)の右奥の稜線に西穂山荘がみえる

最後に今回歩いた西穂高岳への稜線の写真。最高の山行をありがとう!

なお、この山行のコース概況、タイムなどの詳細は、以下の記録を参照されたし

山行記録: 西穂高岳。極上の天気なれど日帰りできず小屋泊に ☜ ヤマレコの記録

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