乗鞍岳(2018/2/27)

山の記録

2018.02.27 21:04

2月下旬に入って、天気の良い日が増えてきた。会社からは乗鞍や槍穂や笠ケ岳がきれいに見えるようになった。だけど土日に晴れない。運よく晴れても野暮用で山に行けない。というわけで、休暇を取って山に出かけることに。おかげで冒頭の写真のようにピーカンの乗鞍を楽しむことができた。

気象協会の山頂天気予報では一日晴れなのだが、ヤマテンは午後に霧が一時的にかかるとの予報。折角休みを取って山に行くのでリスクは可能な限り避けて晴れの山を楽しみたい。お昼くらいまでにピークハントを終えて下山に入りたいので、逆算して夜の3時ごろに出発する

まずはスキー場を登っていく。圧雪車が動き回っているが、スキー場の上に出れば真っ暗の中を登る。満天の星以外は何も見えないので、星を写してみる。北斗七星と北極星を撮影したけどよく見ないとわからない。星空撮影がまだうまくできない。早く技術を習得してキラキラ輝く天の川を撮れるようになりたい

八ヶ岳、南ア方面が明るくなってきた。黎明の空に現れるヴィーナスベルトが美しい。乗鞍岳が見える位ヶ原まで急いで登らねば・・

北八ヶ岳のあたりからご来光

モルゲンロートに輝く剣ヶ峰(乗鞍岳主峰)を期待したのに、あまり赤く染まらなかった。残念

今日はいい天気になりそうだ

位ヶ原の端に寄り道して穂高連峰を愛でる

前穂高岳から明神岳への尾根をアップ

奥穂高岳から前穂への吊り尾根。美しいカーブだ

奥穂から西穂高岳への稜線が左斜め下へ続く。そのすぐ後ろに重なるように槍が岳への尾根も見える。左端が槍の穂先

さて道草はこれくらいにして先に進もう。こちらは摩利支天(左)と不動岳(右)。本日目指すのはこちらではなく、本峰の剣ヶ峰と2番目に高い大日岳

目指すのはこちらの峰々。右から朝日岳、蚕玉岳(こだまだけ)、剣ヶ峰。今年は雪が少ないな。ハイマツの先端や岩が部分的に出ている。右の鞍部に肩の小屋が見える

肩の小屋の陰で風をしのぎながら朝食を簡単に取ってピークを目指す。最初のピークの朝日岳はトラバースして直下を通過し、蚕玉岳に進む。いつもながら風が強く冷たい。手の指の先がしびれて感覚が無くなっていく。手袋を取ると指先が少し紫色っぽくなっている。やばいな。凍傷になってしまう。一生懸命指を動かして血流を増やす

蚕玉岳山頂標の奥に本日目指す剣ヶ峰(左)と大日岳(右)

尾根を進みながら右手を見ると白山がきれいな姿を見せている

剣ヶ峰山頂に到着(9:10)。6時間かかった。こんなもんだな。前回と同じくらいのタイム

剣ヶ峰山頂標の背後に大日岳。さらに奥に御嶽山

御嶽山アップ。近々出かける予定だ

剣ヶ峰から下ってきた斜面を振り返る。2-3か所、安全のためにクライムダウン(登るときと同じような姿勢で、後ろ向きに四つ這いになって下ること)した

前方の大日岳に登り返す。その右には屏風岳、薬師岳。みんな乗鞍岳を構成する峰々だ

大日岳山頂(3014M)から剣ヶ峰とその左奥に槍穂の尾根

大日岳から位ヶ原に向けて下る途中。風の通り道で雪煙がすごい。シュカブラと呼ばれる風紋ができている

平日でガラガラのゲレンデを延々と下り、休暇村の駐車場まで戻ってきた(12:30)。ピークに名前の付いている3千メートル峰すべての踏破を狙っており、これで残るは富士山の御鉢に点在する6つのピークのみとなった。そのうちお鉢めぐりをして6つのピークに立ち、目標を達成したい

さて大好きな湯けむり館の硫黄泉に入って帰ろう

なお、この山行のコース概況、タイムなどの詳細は、以下の記録を参照されたし

山行記録: 乗鞍岳。2つの3千メートル峰へ(剣ヶ峰&大日岳) ☜ ヤマレコの記録

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