2017.10.03 12:33
出羽三山掛けの核心ともいうべき月山。標高1984m、日本百名山の一つ。麓から1合目、2合目と上げていき、8合目の駐車場まで車道をひたすら歩きます。この道は、松尾芭蕉が奥の細道の途中でたどった道でもあります。山の上部は紅葉真っ盛り。冒頭の写真は、月山の紅葉。山頂から右手の尾根を下りてきたところから振り返り撮影しました。

朝4時半に羽黒山休暇村の宿を出て、真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに道を進みました。車道とはいえ、鬱蒼とした森の中を歩くので、熊が出てくるんじゃないかとビクビクしながら歩きました。熊鈴はもちろん、今回は熊除けスプレーも携行。一合目まで宿から50分
ペースを上げなくては・・・

夜が明けてきました。今日は高曇り。午後3時ごろには雨が降り出す予報
先を急ぎましょう

二合目まで30分。まずまずのペース。以降、大体1合登るのに30分ペース

道端にはアキノキリンソウや

ノコンギクが咲いていました

六合目を過ぎたあたり。少し色づいてきました

ウメバチソウが残っていました

こちらはタテヤマウツボグサ。花が終わると左のようになります

やっと八合目の駐車場に到着です。何台かの車が「乗っていきますか」と声をかけてくれました。心にしみる人情です。ありがとうございました

八合目まで麓から3時間45分。車なら45分程度です。山肌が紅葉しています

弥陀ヶ原はきれいな草紅葉です

高度を上げればご覧の通り

いい感じです。遠くに日本海も見えます

九合目の佛生池小屋

月山山頂への尾根。上空の雲行きが怪しくなってきました

山頂の神社です。社務所はすでに閉鎖され、神主さんもいません

山頂小屋も営業終了しています。正面の姥沢側から多くの登山者が登ってきます
松尾芭蕉は奥の細道の途中で、雪のある季節に私と同じ道をたどって登り、山頂で一夜を明かしています

下山は反対側に進みます。中央の山に姥沢からの登山道が2本見えます
上側はリフト山頂駅に向かう道。下側は自力で下りる登山道

こちら側もいい感じに色づいています

冒頭の写真です。山頂から右側の尾根を下ってきました

たおやかな稜線です。私は湯殿山神社へ向かう登山道に立っています
あれだけいた登山者もこちらは一人もいません

静かな登山道を紅葉を愛でながら下ります

紅葉の斜面をどんどん下ります

振り返ります。空が青ければもっときれいに見えるのでしょうが、暑がりの私には曇り空が助かります

最後に湯殿山です。積雪期しか山頂に行けません

眼下に湯殿山神社の奥の院が見えます。ここから急降下です。樹林帯の中に突入すると、風がなく蒸し暑い。岩や石は濡れていて、苔も生えているのでスリップ要注意です。奥の院でご祈祷してもらい、車のある湯殿山参篭所まで下りました。参篭所でご神湯と風呂に入って汗を流しました
生まれ変わりの旅ともいわれる出羽三山掛け。還暦に達した私も生まれ変われるでしょうか?心新たに残りの人生を歩んでいきたいものです
山行1日目に戻る ☜ クリック
なお、この山行のコース概況、タイムなどの詳細は、以下の記録を参照されたし
山行記録: 出羽三山掛け。羽黒山→月山→湯殿山神社 ☜ ヤマレコの記録