ダイヤモンド富士ハンターたち@舞浜 (2023.02.20)

ウォーキング百景

毎年2月18日、19日頃に、舞浜にアマチュアカメラマンが集まる。ダイヤモンド富士を撮影するためだ。東京ゲートブリッジと富士山を捉える構図が人気のようで、ディズニーシーの外側あたりが人気の撮影スポット

冒頭のサムネイル写真は2月18日の様子。青空ではあるけれど、例年に比べると人出は少ない

東京ゲートブリッジは見えているが、肝心の富士山が低い雲に隠れて見えない。富士山に雲がかかっているのを見て、あきらめて出かけてこなかった人が多かったのかも・・

翌2月19日の様子。前日よりさらに少ない。この日は東京周辺だけがぽっこりと雨雲から外れる予報だったので、一縷の望みをかけて出かけてきた人たちだろう。決定的瞬間に対する執念は見上げたものだ

でも、残念ながら太陽すら見えない。この冬のダイヤモンド富士は、天候に恵まれず撮影できなかっただろう


この日は風が強く、海はひどく荒れていた。岸壁にあたる波が砕けて、護岸の上を堤防沿いに歩いている私にはしぶきが飛んでくる。堤防の上にいるカメラマンたちは大丈夫だろう

普段はぷかぷか浮いているカモなどの冬鳥たちも少ない。波のひどくないところに避難しているようだ


一方で、荒れた波に集まる鳥もいる。セグロカモメのような大型の冬鳥だ。どうやら海が荒れると魚が海面近くに上がって来るようで、それを狙っているようだ

セグロカモメが魚を捕まえる瞬間を狙っていると、この界隈を縄張りにしているトビが参戦。見事にキャッチする瞬間を撮影することができた。と思ったら、いつもの老人性手振れ(笑)で、完璧なピンボケ写真になってしまい、使用に耐えなかった

セグロカモメが海に飛び込んだりしてキャッチするのに対し、トビは海面すれすれまで下降し足の爪で捕まえる


上の写真は捕まえた魚を足でつかんだまま防波堤の上に降り立ったところ。それを追うように、ここらに住むカラスがやってきて、魚を奪おうとする


このすぐ後に、トビがうるさがって飛び立つと、しつこくカラスが追跡。たまらずトビが魚を落とした瞬間にカラスがかっさらい、トビはあきらめて飛んで行った。カラス恐るべし


このような光景を期待してカメラを持ってきたわけではなく、今シーズンまだ見かけていない冬鳥を探していたのだが、面白い光景が撮影できた。キャッチ瞬間のピンボケはちょっと残念だったけど・・

冬鳥の方は、ウミアイサのオスを見つけることができた。手前の白い首輪状の帯があるのがオスで、後ろはメス。今シーズンはメスしか捉えることができていなかったが、やっとオスを見かけて写真に収めることができた。こちらもラッキーだった

それはさておき、上の写真が2年前に私が撮影したほぼダイヤモンド富士の写真。この時はすごい数の写真家がいたので、ど素人で機材も貧弱な私は写真家集団から離れた場所で撮影。立ち位置をずらしたせいか、完璧な山頂ではなく、ちょっと右寄りに日が落ちた

そのあと太陽は、右肩から稜線を転がり落ちるように沈んでいった

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