いつものウォーキングコース。トーキョー・ディズニーリゾートの外側を東京湾沿いに歩くコース。クリスマス前後に見かけた光景から、面白かったものをまとめてみた
クリスマス前の大雪が降った日。東京湾も強くて冷たい風が吹き荒れていた。強風に煽られた波が護岸壁に当たって砕ける
痩せたオットセイかアシカみたいなのに出くわした。まるで荒れ狂う波を避けるために岸に上がっているように見える
通り過ぎてから眺めると、ドラゴンのようにも見える
正体は波に打ち上げられた流木。ドラゴンと反対側から見た姿。台風など海が荒れたときに、時々流木が岸に打ち上げられ、それがいろんな形に見えて目を楽しませてくれる
翌日の晴れた日に見ても、やっぱりオットセイや竜のように見えた。私の想像力がちょっとズレているのかな。ちなみに背後はトーキョー・ゲートブリッジと丹沢の山並みと富士山
こちらは旧江戸川の河口。奥が上流で、左手方向の少し先が東京湾。川面に鳥の群れがいた。よく見るとオオバンとヒドリガモの群れだ。ともに冬鳥だ(越冬のために北から南下する渡鳥)。この2種類の鳥はこの辺りでよく見かける
オオバンはクイナ科で、ヒドリガモはその名の通りカモ科。別の科だけど、縄張り争いをするでもなく、一緒になったり別々になったり平和的だ
川岸に上がって何かを啄ばんでいるオオバン。浅瀬の石に生えた藻のようなものを食べるのだが、陸に上がって草なのか昆虫なのか何かを食べている
ヒドリガモも同じような食性で、オオバンと一緒に陸に上がって何かを啄ばむ。でも場所争いで喧嘩をしているところを見たことがない
アオサギがテトラポットの上にじっとしている。後ろの壁のシミのようなもののせいで、最初は壁に書かれた絵かと思ってしまった(笑)。何かを考えているかのように、動かないでじっとしていることが多い
そんな思想家のアオサギに哲学の教えでも乞うかのようにカワウが向き合っていた。丘の上で迷える民衆に教えを説いたキリスト。こちらは舞浜の海辺で悩めるカワウに説話するアオサギか・・・
その近くに30羽ほどのスズガモの群れがいた。今冬7番目に確認できた冬鳥だ。実は12月初めごろから、カンムリカイツブリの群れに少数のスズガモが混じっているのを見たり、ディズニーシーの中の人工の海とすぐ外側の東京湾を行ったり来たりする数羽のスズガモの群れを見かけていたのだが、はっきりと捉えたのはこの時が初めてだった
スズガモはこの辺りにやってくる冬鳥の中では最大派閥で、12月中頃には上の写真の場所(ディズニーシーの外側)に、数百羽の大きな群れでプカプカ浮いているのだが、今シーズンはご覧の通り全くいない。早く大群の姿を見せてくれるのを待つばかりだ
折り返し点から戻ると、ディズニーリゾートのホテル群辺りの海辺にユリカモメの群れがいた。ユリカモメも冬鳥だ。毎年、ここを指定席のようにして姿を見せてくれる。実はパンを千切って投げ与える常連オバサンがいるのだ
家路を急ぐと太陽がトーキョー・ゲートブリッジの辺りに沈んでいく。右手方向には富士山と丹沢の山並みがくっきりと見えている。低い雲があるものの、冬晴れで遠くがよく見える
お正月まで晴天が続くようなので、しばらく毎日ウォーキングを楽しめそうだ。どんな光景に出会えるか。年寄りにはちょっと寒さが身にこたえるけど・・