ウォーキング百景 ~鳥、魚~(2022.04.18)

ウォーキング百景

いつものトーキョー・ディズニーリゾートの外側を東京湾沿いに歩く早朝ウォーキング

右が東京湾、左の堤防の奥には、昇ってきた太陽の横にディズニーシーのTower of Terrorとコロンビア号が見えている


実は、この日はちょっと珍しい光景を見かけた。ここへ至る途中、旧江戸川の河口付近で不自然な波を見かけた。魚が群れて水面に出たり水中に入ったりしているのかと思い目を凝らしていると、波が徐々に岸の方にやってきた

動画をご覧の通り、正体はエイだった。母親が子供を連れて泳いでいるようだ。まるで哺乳類のイルカやクジラみたいで、魚類にもこんな習性があるとは知らなかった。魚の場合は、卵を産んだら、あとは子供が自力で生まれて育つものだと思っていた


TVの番組で、卵から生まれたばかりのたくさんの赤ちゃんの近くに親がいて、他の魚が来ると赤ちゃんを口の中に吸い込んで守る魚を見たことがあるが、口の中に一杯入るほど本当に小さな間だけだ


一緒に泳いでいるエイの子は、まるで熊やライオンなどの哺乳類の母親が子供を独り立ちさせる前くらいの大きさで、ちょっとびっくり


ネットで調べてみると、エイには卵生種と胎生種がいるようで、胎生種の場合は産んだ卵を体の中で孵化させて、哺乳類のように赤ちゃんを産むとのこと


カモノハシのように哺乳類でも卵を産んで、赤ちゃんが孵化して出てくる動物もいる一方で、魚類ながら赤ちゃんを産む魚もいるというのは興味深くもあるが、なかなかややこしくて、自然界の複雑さに頭がついて行かない

こちらはチュウシャクシギ。シギの仲間で、ダイシャクシギやショウシャクシギというのもいて、大中小がいるようなのだが、浦安界隈で見かけるのは「中」だ。ダイシャクシギは、なかなか見かけられないほど個体数が減っているとのこと

チュウシャクシギは、冬鳥が北へと旅立ち、代わりに南から夏鳥がやってくる入れ替わりの時期に見られる旅鳥だ。移動の途中に、数週間程度の短い期間を過ごすだけだ。今年も長くてちょっと曲がった特徴的な嘴の姿を見せてくれた

折り返し点まで行って戻ってくると、岸から離れたところに10羽ほどのスズガモのメスの群れがいた。顔の嘴の付け根に白い模様があるのが特徴

体はこげ茶のようなダークグレーのような色で、背中と胴では濃さが違う。写真では分かりづらいが、羽ばたきすると、お腹部分が白い。オスは背中が黒く、胴が白いツートンカラーで、顔の白斑はない

この辺りにやってくる冬鳥では、数の上でダントツ一位なのだが、最近見かけないので、もう北へ旅立ったと思っていた。メスばかりの群れだが、まだ残っていたようだ

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