キンクロハジロを見っけ!(2022.03.18)

ウォーキング百景

先日紹介したウミアイサに続いて、冬鳥シーズンの終盤に立て続けに出会った鳥。統計データでは、私がウォーキングしているトーキョー・ディズニーリゾート周辺の東京湾にも飛来しているはずなのだが、これまで見つけることができなかった


旧江戸川の河口付近に、今シーズンよく見かけるスズガモの小さい群れがいる。スズガモのオスは、黒と白のきれいなツートンカラーなのだが、白の部分の見え方がやや違って見えるのがいることに気づいた

スズガモの群れの中で、スズガモのように首を後ろに向けて胴体の上に乗っけるようにして浮いているポーズも全く同じ。でも胴の白い部分が小さい

拡大してみると目が黄色いところは同じ。大きさもほとんど同じで、単なる個体差かなと思って立ち去ろうとすると、決定的な違いを見せてくれた

後頭部に冠羽と呼ばれる飾り羽があるではないか!若い侍が髪の毛を後ろで束ねているような、あるいは頭頂部付近の毛髪だけを残してツーブロックにしている今風のお兄さんが、残している毛を短く束ねているような感じだ(笑)


これこそが探し求めていたキンクロハジロの決定的な特徴。やっと見つけることができた

ちなみにこちらがスズガモのオスの写真。目は同じように黄色く、頭も背中も同じように黒い。でも、後頭部はつるりとしていて、冠羽はない


キンクロハジロのメスは後頭部に短いボサボサの冠羽があるのが特徴だが、それ以外はスズガモのメスにそっくりだ。目を凝らして探してみたが、残念ながら見つからなかった

この日以降、この小さな群れに、もう一羽キンクロハジロのオスが紛れ込んでいることに気づいた。さらに、群れから離れたところにも、一羽でプカプカ浮いているキンクロハジロのオスを見つけた

間違い探しのクイズの絵で、要領を得ると次々間違いが見つかるのと同じように、キンクロハジロの見分け方の要領が分かり、見つけやすくなったようだ。昨シーズンからスズガモの群れの中に紛れ混んでいないか探してきたが、うまく見つけられなかった。本当はいたのに見つけ出せなかっただけかもしれない今度は、メスのキンクロハジロも見つけ、つがいでお目にかかりたいものだ

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