夕日が創り出す「天使の梯子」(2021.02.03)

ウォーキング百景

いつもの舞浜ウォーキング。折り返し地点から自宅に戻り始めると、雲に隠れた太陽の光が光芒となって雲の上下に伸びていた。「薄明光線」ともいう光の筋だ

写真の右側の建物は、ディズニーシーのTower of Terrorとその左横にコロンビア号のマストと煙突3本

雲の背後にある太陽は、私が立っている位置からちょうど東京湾を隔てて羽田空港の右上あたりになる

この光の筋のことを、西洋では「天使の梯子(Angel’s Ladder)」とか、「天使の階段(Angel’s Stairway)」とも呼んでいる。また、「ゴッドレイ(God Ray)」とか「ヤコブの梯子(Jacob’s Ladder)」と呼ぶこともあるようだ

旧約聖書の創世記に、雲の切れ間から現れた光の梯子を天使が上り下りする夢をヤコブが見たという記述から上のような名前で呼ばれるようになったとか

変わった呼び方としては、「レンブラント光線」などとも言うらしい

たしかに『光と影の魔術師』との異名をもつレンブラントの絵画のようだ

でも私としては、宮沢賢治が表現した「光のパイプオルガン」が好きかな。いくつもの光の筋が大きなパイプオルガンのパイプの列ようにも見えるし、光そのものがパイプオルガンの奏でる音階のようにも感じられる。賢治らしい感性だ

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