やっと実家に帰ってこられたよ(2020/6/29)

ウォーキング百景

2020.06.29 15:00

6月19日に県境をまたがる移動自粛が解除された。21日に千葉の自宅から尾張の実家に移動する。3か月ぶりだ。2週間毎くらいで自宅と実家を行ったり来たりしていたのに、コロナ騒ぎに巻き込まれてしまった。3月19日に実家から自宅に戻り、4月初旬には実家に移動するつもりだった

3月21日に奥日光の白根山に残雪登山に出掛ける計画だったので、スタッドレスタイヤのまま自宅へ移動した。4月6日には尾張の実家近くのイエローハットにタイヤ交換の予約を入れていたのだが、首都圏から動けなくなり予約キャンセル。結局、タイヤ交換できたのは実家に戻った翌日の6月22日。タイヤ交換の予約の際に、スタッドレスから夏タイヤに交換と告げたら、スタッドレスですか?と聞き直されてしまった(笑)

実家に戻っても特にすることもなく、千葉の自宅と同じように早朝ウォーキングのあとは、本を読み、再開に向けて登山の計画を練ったりと変化のない生活。唯一違うのは、早朝ウォーキングがトーキョー・ディズニー・リゾートの外側の東京湾沿岸沿いから、里山歩きに変わったことくらい。暑いので、日の出前の4時過ぎにスタートしたいくらいだが、母親が目を覚ます5時頃までまって出かける。この時間なら、まだ空気がひんやりして気持ちがいい

冒頭の写真はウォーキングの折り返し点、継鹿尾山(つがおさん)という里山の展望台からの眺め。中央下にモンキーパークという遊園地。観覧車の上、写真中央に犬山城。そのすぐ奥に伊木山(いぎやま)。木曽川が伊木山を左に巻くように蛇行する。ちょうどこの辺りから濃尾平野が始まる。さらに奥には養老山脈から鈴鹿山脈へと続く山並みが霞んで見える。展望台にある温度計は20℃。時刻は6時過ぎ。まだ涼やかだ

さて順を追って。中央が目指す継鹿尾山。標高273mの里山。東海自然歩道のルート上にある。1月から実家にいる時は天気が許すかぎり、あの山頂までウォーキングすることを日課としている

まずは実家から成田山名古屋別院に向かう。仁王門までやってきた。ここから石段を進む

仁王門の階段と合わせて本堂までちょうど200段。一つ飛ばしで一気に石段を上ると、息が切れ、汗が吹き出し始める

石段を上り切って振り返る。鐘楼の右手には尾張富士と本宮山。子供のころ以来、登っていないな

成田山名古屋別院の本堂に到着。本尊のお不動様にお参りして裏手へ進む。朝日が右手から昇ってちょっと逆光

成田山名古屋別院の裏手から犬山城を望む。右下が木曽川。犬山城の手前下には名鉄犬山ホテルがあったけど、取り壊されて更地状態(ホテルができる前、私が子供の頃は遊園地だった)。今度はインターコンチ系のホテルが建てられる

成田山名古屋別院の裏手からモンキーパークの遊園地の下を抜ける道路を進む

継鹿尾(つがお)観音こと寂光院の入り口までやってきた。別名もみじ寺。4月から5月にこのあたりの道路を歩くと、赤黒い大きなムカデだらけでかなり気持ち悪い

継鹿尾観音の入り口。130段ほどの鬱蒼とした階段を上ると寂光院がある。そこまでは、この階段の右手より車でも上がれる。寂光院からさらに300段ほどの石段を上り、奥の院まで進む。この石段も一つ飛ばし

継鹿尾観音の奥の院まで石段を上がってきた。息絶え絶えで汗びっしょり。ご本尊は千手観音

1565年に織田信長が柴田勝家と訪れ、ここを清州の鬼門の守護としたとか。信長の庇護により、廃れかけていた寺が復活。この寺にとって信長は中興の祖のようなもの

これも鬼瓦?狛犬のような獅子のようなのが逆さになっている。ここには何度も来ているのに今日初めて気づいた(笑)

奥の院の横には「麒麟が来る」の明智家の家紋の桔梗が咲いていた。でも桔梗って秋の七草じゃなかったっけ?番組が休止中なので代わりに咲いたとか・・・

どうやら梅雨時期に咲く「五月雨桔梗」という種類らしい

奥の院の裏手からいくつかのお堂や神社を経て登山道を継鹿尾山へと進む。空身で必死に登って20分弱。下りは15分弱

冒頭の展望台からの写真

左手側を見れば、名古屋の高層ビル群が見える。尾張の国。写真中央右の名駅前の高層ビル群から右手前に小牧城のある小牧山(古墳)が見える(枝の先)

犬山城から右手側には岐阜方面が見える。美濃の国だ。写真右の枝の下にある山は金華山。肉眼だと岐阜城が見て取れる。中央下やや左は木曽川

ここまで山道を登ってくるあいだ、この時期はウグイスが競うように鳴いている

以下は山頂展望台からの動画。ボリュームを大きくすると、鶯の声や他の野鳥の鳴き声が聞こえる。こころが癒されるひと時だ。東京湾沿いのウォーキングもいいけど、里山のウォーキングも楽しい

自宅から往復2時間。水でシャワーを浴び、シャンプー・石鹸でさっぱり。この後の朝ご飯がおいしくいただけるんです

(駐:写真は往路に合わせて配置し直した。実際の写真は復路に撮影している。つまり展望台からの写真が最初で、以降、下ってきて奥の院、成田山名古屋別院、麓から見た継鹿尾山、という順番に撮影している)

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