やばいよ、やばいよ、この雨

日常の出来事

先週金曜の断続的な豪雨によりJR高山線が土砂崩れで不通になったが、今週も凄い雨が続いている。昨晩は高山市内を流れる宮川をはじめ、いくつかの河川が警戒水域を超え、避難勧告があちこちに出された。最終的には、約1万世帯、2万数千人に及ぶ地域に避難勧告が出されたようだ。

宮川沿いに上流側の石浦地区あたりから避難勧告が出始め、中心の古い町並みのあたりにも広がり、夜の11時を回ったところで下流側の私の住むエリアにも避難勧告が出た。私が住んでいるアパートは、ローカルな小川が一級河川の宮川に流れ込む三角形状の地形にあり、アパートを決める際にも不動産屋に過去に川の氾濫がなかったことを確認して決めた場所なのだ。

さっさと寝ていた私は、地元消防団が消防車で避難勧告を告げて回る音や、防災アナウンスの音で目が覚め、ネットやTVのDチャネルで状況の悪化を知った。万一に備えて、登山用のザック2つにテントからバーナー、コッフェル、アルファ米など、テン泊で山に出かけるのと同じような準備をして、車に積み込めるようにしておいた。

ほとんど地元出身者と思しきアパートの住人は、一向に避難する様子もなく、近隣の住宅の地元民も動く気配がない。それでも勧告が避難指示に変わったら、9キロほど離れた高台にある会社に移動してオフィスで寝ようと思っていたが、ベッドで横になっている間に寝入ってしまい、いつも起きる5時過ぎに目が覚めた。

雨は小康状態になっていたので、いつものごとくシャワーを浴び、朝食を済ませて会社に向かった。近寄るべきではないのに、増水状況を見にあえて川沿いの道を走ってしまう。多少水は引いていたのだろうが、それでも普段では思いもしないレベルまで宮川は増水していた。

今日は金曜日。関東や関西の家族のもとへ帰る予定の単身赴任者は気が気でない。先週から運行が止まっている名古屋方面の高山線に加え、名古屋行きの高速バスも次々と運休になっていく。関東方面は富山回りで帰ることもできるが、こちらの高山線も昨夜のうちにすでに今日の午前中の運休が決まっており、午後の便も結局すべてキャンセル。富山行きの高速バスが午後4時前の1便だけ出発するとかしないとかという状況。

名古屋方面に自宅がある人は、マイカーで帰ろうと画策するも、東海北陸自動車道は2-3か所で通行止めになり、下道の国道41号線も一部通行止めに。峠越えで松本方面に出る国道158号線も、木曽福島方面に向かう道なども通行止めや土砂崩れのリスクで断念。結局ほとんどの人が高山にとどまることに。

要するに高山は「陸の孤島」状態になってしまったのだ。特に帰らなければならない用事もない私は、やきもきする同僚たちを横目に、早々に高山のアパートで週末を過ごすことを決めたが、午後3時ごろから土砂降りになり、夕方になっても続いている。車で帰宅しようにも躊躇するほどの雨だ。下の写真はオフィスから土砂降りの外を撮影。ガスっているというより土砂降りで視界が効かない。

夕方5時すぎには早くも避難勧告が出始めた地域が多い。昨晩よりひどくなりそう。ひょっとする今夜は避難指示かも。車には準備した登山用ザックが積み込んであるし、今日は寮で夕食を済ませて、このまま帰らないでオフィスで過ごした方がいいかなと思案中・・

問題は、駐車場の車にも寮に行くにも二の足を踏むほどの土砂降りが続いていることだ。ここよりはるかにすさまじい雨量の四国など西日本はさぞかし大変だろうな。一体、最近の日本はどうなってしまったのだろうか

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