現役復帰ーその後

60歳を機に退職し4カ月の隠居生活を送った後に現役復帰して1カ月が経った。慣れるどころかまだまだ新しい会社の仕組みやシステムに戸惑っている。特に意思決定の仕組みには困惑を超えて憤りさえ感じる今日この頃だ。自分がこの会社の然るべきポジションにいたら、もっと単純化して明快かつ透明な意思決定の仕組みを作るところだが、そのようなポジションになく、またそのような気概を持って再就職したわけでもないので、長いものには巻かれる気持ちで海外本社からの指示に黙って従っている。こんな私の態度にご意見はいろいろあろうかと思うが、我慢できなくなればさっさと辞めるつもりだ

飛騨地方に住んで北アルプスに近くなったので足繁く山に通えるかと高を括っていたが、思惑が外れて前職の現役時代をはるかに超える忙しさで、全く山に行けない状態が続いている。名古屋本社への出張も多く(名古屋近郊の実家に頻繁に泊まれるのでこれはこれで良いのだが)、新しい土地での生活もまだまだ慣れるところまでいかない。会社の食堂で夕食を食べて帰るのと、アパートで自炊するのが半々ぐらいで、おいしい食堂やレストランを探す余裕もない状況だ(涙)

北アを眺められる近郊の山にいつ行けるのか全く目処が立たないが、その日が訪れること、そしてその日が好天に恵まれることを望むばかりだ。低山ながら山の迫る所に住み、会社もそのような場所にあるせいか、朝夕はガスることが多い。霧だけではなく、曇りの日も多く、たまの青空には心が晴れる。晴れるたびに山も白くなっていき、ますます山への思いが募る毎日だ

前回ブログにアップした会社の駐車場から見える北アの山々も随分白くなってきた。山に行けないので、とりあえず以下の写真を掲載して代えたい

オフィスからの眺め。本日の天気予報は朝から晴れなのだが、11時ごろまでガスガスの陰鬱な眺め。山に近いせいか、朝夕のガスが濃く、こんな感じの眺めの日も多い

お昼にはガスがとれて予報通り快晴に。オフィス棟のカフェテリア(弁当やサンドイッチ)ではなく、厨房で料理した温かい食事を出してくれる寮の食堂へ食べに行くために、てくてく歩いて通る駐車場からの眺め。右が穂高連峰、左が笠が岳。笠が岳は単独で穂高連峰に対抗するかのような山容を見せている。シンメトリカルな姿が、笠が岳の名の由来を体現している。手前はお隣の製材工場

同じく駐車場から見える乗鞍岳。前回のブログ掲載時からは見違えるほど白くなった。2月の厳冬期にぜひ再訪したい

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