あの時の撮影@熊野本宮大社

旅の記録

2021.03.08 11:30

2021年3月6日(土)の夜21時からフジテレビで放映された土曜スペシャル『死との約束』(アガサ・クリスティ原作、三谷幸喜脚本)を見た。このシリーズでは第3作になるのだが、原作における探偵ポアロの役を野村萬斎さんが探偵「勝呂武尊(すぐろたける)」として演じている

今回の殺人事件の舞台は熊野本宮大社の周辺。富豪の女主人(松坂慶子)が一家で旅行に訪れ、熊野で薬物により殺害される。旅行で同じホテルに居合わせた女性代議士(鈴木京香)とその秘書(長野里美)や女医(比嘉愛未)が事件に絡む。同じく旅行で来ていた名探偵の勝呂武尊(野村萬斎)が殺人事件を解決するというストーリー

ドラマの1シーンに、名探偵の勝呂武尊(野村萬斎)が女性代議士(鈴木京香)とその秘書(長野里美)と三人で熊野川の土手を歩いているシーンが出てくる

上の写真は、4か月ほど前にこのブログで紹介した熊野古道の一つである修験道の「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」を11月上旬に歩いた時の写真で、熊野本宮大社が本来建立されていた場所にある大斎原(おおゆのはら)の大鳥居の写真だ(熊野古道Part-2。大峯奥駈道(プロローグ)☜クリック)

桜で有名な吉野の里から6泊7日で山中を約100キロ歩いて、ゴール間近までやってきたところ。ちなみに現在の熊野本宮大社は、明治時代に起きた熊野川の大洪水により、写真の場所から数百メートル移設されて鎮座している。この写真は大鳥居の向こう側から現在の社殿に向かうべく大鳥居を通過してきて振り返った写真だ

話をドラマにもどすと、三人が歩いていたのが写真の左手に見える熊野川の土手。実は大鳥居の向こう側を通過してくるときに、たくさんの撮影スタッフがいて、地元の人もいくらか集まっていた。何の撮影かと集まっている人に尋ねたら、野村萬斎さんが来て撮影をしているようだと教えてくれた

その後、すっかり忘れていたが、上記の番組を見ていてハッと気づいた。あの時の撮影は、このドラマの撮影だったと・・・

ドラマの衣装から推察すると、真ん中の白い傘の影に腰かけているのが野村萬斎さん。すぐ右の椅子に座っているのが鈴木京香さん。左端に立っている帽子とコートの女性が長野里美さん。あの時に通りがかった際には分からなかったが、ドラマを見た後にこの写真を再度見て、三人を判別できた次第だ

この写真は、野村萬斎さん演じる探偵の勝呂武尊が土手の斜面を転がり落ちるシーンの場所(撮影スタッフがいる斜面)。ご興味のある方はTVerで配信されるだろうから、そちらでご覧いただければと思う

まぁ、どうでもいいようなつまらないお話のブログなのだが、ドラマを見てふと懐かしくなり書いた次第。4か月前に大峯奥駈道を歩いて以来、コロナ第三波による感染拡大と緊急事態宣言により大好きな山歩きも自粛している。今期の雪山シーズンは棒に振ったし、九州・四国の百名山ツアーも昨年同様、二シーズン続けて断念せざるを得なくなった

早くまた山に行けるようになると良いのだが・・・

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