八ヶ岳/硫黄岳、天狗岳をぶらり&桜鍋@オーレン小屋(2026/10/15-16)

山の記録

今回は紅葉真っ盛りの人気の山は避けながら涼しい秋山を楽しむ企画。今回のコース取りは、山を再開した50代後半の頃は日帰りで歩いたコースだ。最近は深夜に車を走らせるのが億劫になったので、首都高の朝ラッシュがはじめる直前の出発にして、1泊2日でのんびりと稜線歩きを楽しむ計画とした

季節を変えて何度も通っている八ヶ岳。以前から気になっていた桜鍋を名物とするオーレン小屋をベースにして、硫黄岳と天狗岳を周回する定番のコース取りにした。平日であればオーレン小屋の幕営場でテント泊しても小屋のお風呂と夕食の桜鍋は利用可能なのだが、どうにもテン泊する気力が沸き上がらず小屋泊を選択

2D歩行ルート図と標高グラフ

合計距離: 19116 m
最高点の標高: 2759 m
最低点の標高: 1844 m
累積標高(上り): 1837 m
累積標高(下り): -1838 m

3D歩行ルート動画

今回もヤマレコの3Dマップの動画作成機能を利用した

Youtube動画終了後は、ブラウザーの戻るボタン(←)でブログに戻ることができる。スマホはYouTube画面をスワイプして終了させればブログに戻る

ヤマレコの作成機能を利用した3D歩行ルートのYouTube動画(約1分10秒)☜ クリック

PCは以下の写真をクリックすると拡大写真が表示される。拡大写真をクリックすると元の画面に戻る。スマホ/タブレットは画像をピンチアウトすれば拡大できる

1日目:硫黄岳周回

桜平駐車場に向かう林道の途中にて。後続車がこないことを確認して写真撮影。良い感じじゃない?

夏沢鉱泉小屋。この小屋はJR駅などとの間でワゴン車で送迎してくれる。荷物だけ運んでもらって軽装や空身で歩くこともできるようだ

夏沢鉱泉の前から槍穂の眺め(下山時に撮影)。左の木の枝が成長して穂高連峰が隠れるようになってしまった

沢沿いの気持ちの良い登山道でオーレン小屋に向かう

オーレン小屋に荷物をデポしてまずは峰の松目へ。尾根上のロープが張ってある崖に近づいて南プスを望む。右端から仙丈、甲斐駒、北岳、かろうじて間ノ岳

初めて峰の松目(2,568m)に来てみたが、八ケ岳の「へそ」というか扇の要のような絶好の位置ながら樹林に囲まれて眺望はない

戻る途中に木々をかき分け崖っぷちから赤岳、中岳、阿弥陀岳を望む

尾根を進んで硫黄岳(中央奥やや左)へ。右手前三角錐の小ピークは赤岩の頭。あそこを越えていく

赤岩の頭に向かう尾根から右手方向。左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳の眺め

阿弥陀岳のすぐ右奥には南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳

歩いてきた稜線を振り返る。ピラミダルなピークが峰の松目。八ヶ岳の峰々が見渡せる扇の要のような位置にあるのだが、山頂の木を切り倒すわけにもいかんのだろうな…

峰の松目のはるか右奥には、低い雲の上に槍穂の稜線が見える

赤岩の頭山頂で南八ヶ岳、南プス、中ア、北アなどの絶景を楽しみながらお昼ごはん。正面はこの日のゴール、硫黄岳

硫黄岳へ登る途中、左方向に天狗岳。東天狗と西天狗の双耳峰だ。明日はあちらに行きますよ

静かな硫黄岳山頂(2,760m)。いつもながら風の通り道。ちょっと肌寒かったのでレインジャケットを着込んだ

硫黄岳の爆裂火口。「爆裂火口」と呼ばれているが、ただの山体崩壊という説もある。あちらの崖にも足を延ばしてみた

行きどまりの看板まで行ってみたが、ロープで爆裂火口の崖近くには行けず、期待した眺めは見られず。何度も登っている硫黄岳だが、ここまで来たのは初めて

山頂標まで戻ってきた。主峰の赤岳方面の稜線には雲がかかり始めた。そろそろ小屋へ下りるとしよう

夏沢峠へ下る途中から爆裂火口を眺める。この爆裂火口の下方には硫黄泉の野天風呂があり、その奥に本沢温泉小屋がある。ということから爆裂火口であったとしても不思議ではないと思うのだが…

小屋に戻って檜風呂に入り、パラソルの下でビールとハイボールで至福の時。その後、小屋の暖炉で夕飯まで楽しく談話。この日の宿泊はわずか10名ちょっと。とても静かで快適だった

お目当ての小屋名物の桜鍋とサラダと揚げたての天ぷら、他に小鉢3品。桜鍋は評判通り美味かった

2日目:天狗岳周回

2日目。5時半に小屋を出立。小屋の横からとても歩きやすいトラバース路を使って箕冠山(みかぶりやま、2,582m)に到達。標識を入れて撮るべきだったな

雲海の奥に榛名山系@箕冠山山頂

箕冠山から下る途中の眺め。右手前に根石岳、そのすぐ左奥に東天狗岳の頭、左に西天狗岳、写真下部には根石岳山荘

いつも小屋前を素通りしてしまう根石岳山荘。噂のプリン一度食べてみたい。写真最奥には北アの稜線

槍穂の稜線アップ。写真右4分の1辺りの尖がりが槍ヶ岳の山頂。写真中央左に連なるのが穂高連峰

根石岳山荘から根石岳山頂(2,603m)まで上がってきた。山頂から東西両天狗岳を眺める

まずは少し下って東天狗へ。本沢温泉小屋の裏から天狗岳に登ると、写真右下のコル(尾根の凹んだ部分)の白砂新道入り口に上がってくる

東天狗へ登る途中に諏訪湖方面を眺める。奥には中央アルプスの山並み。右最奥には御嶽山。こちらも雲海がきれい

貸し切りの東天狗岳山頂。朝7時なのに誰もいない。平日とはいえちょっと驚き。写真左端の奥は蓼科山

雲海の奥、右端が浅間山。その左に外輪山の黒斑山(くろふやま)。さらに左は根子岳(ねこだけ)、四阿山(あずまやま)などの山々

北八ヶ岳の山々と蓼科山

西天狗岳に移動。ここも貸し切りだ。写真の左奥は左から主峰の赤岳、中岳、阿弥陀岳。写真中央奥は南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳(中央から右へ)。青空のすじ雲がきれいだ

中央アルプスの山並み右端の奥に御嶽

東天狗に戻ってきた。居合わせた方に撮ってもらった。ありがとうございました。小屋に戻るとしよう

小海から南牧方面。山肌が黄葉してる

戻りはこの日も夏沢峠を周回した。前日は奥の硫黄岳からここに下りてきた。夏沢峠が南八ヶ岳と北八ヶ岳の境界だ

オーレン小屋で荷物を回収。お世話になりました。今朝上がってきた登山者が続々と到着する。今日は金曜日だが賑やかになりそうだ。翌日の土曜は劇混みかな?

オーレン小屋のスタッフがキャタピラー搬送車で荷揚げをしてた。この週末用の物資かな?

登山ゲート近くまで下りてきた。この辺りは黄葉がピークだな

ゲートのすぐ手前から振り返る。気持ちの良い秋山歩きを楽しんだ。感謝感謝!

駐車場(中)まで戻ってきた。満車だったが、私の車が出たので1台分の空きスぺ-スあり

すっかり秋めいてきた感じの山だった。2週間前にクラシックルートで木曽駒ヶ岳に出かけたときは、登山口の標高(1270m)が比較的低いこともあってしっかり汗をかいた。今回は汗ばむこともなかった。

今回は駐車場の標高が1,840m程だったこと、標高2,330mのオーレン小屋に着替えやコンロなどの余計な荷物をデポさせてもらったこともあるが、硫黄岳山頂までの登りは汗をかくこともなく気持ちよく歩くことができた。風の通り道の山頂では肌寒くてレインジャケットを防寒着として着用したほどだ。

秋風に吹かれてこんな気持ちの良い稜線歩きをできるとは願ってもないこと。気になっていた小屋名物の桜鍋もやっと食べることができ大満足。ひと風呂浴びてアルコール、暖炉を囲んで談笑しながらアルコール、桜鍋で舌鼓を打ちながらアルコール、いやぁ極楽極楽…

今回のコース取りは、山を再開した50代後半の頃だったら、日帰りで歩いたコースだ。最近は深夜に車を走らせるのも億劫になり、1泊2日でのんびりと歩いた。年のせいか急速に気力も体力も落ちてきて、ゆとり登山しかできなくなりつつある。

実は3連休後の好天予報で、椹島から南アルプスの荒川三山、赤石岳を周回する計画を立てていた。小屋はすべて終了しているので、冬期小屋スペースを利用させてもらうつもりで、それなりの装備を担いでガッツリ登山する予定だった。

ただ、沼平ゲートから椹島の登山口まで5時間も歩く気力はないので、送迎バスを利用すべくまだ営業している椹島ロッジに予約の電話を入れた。すると、リニア工事関係者で平日は満杯、土日なら空いてるよ、と言われ断念した次第。

気力が一気に萎えて今回の計画に変更したのだが、結果的には大正解だったと思う。南プスに出かけていたら、周回できたかどうか怪しい。寄る年波には勝てず、されどまだ山には出かけたい。心のせめぎ合いというか、最後のあがきをいつまで続けられるかだな…

駐車場&登山口へのアクセス

<ナビ設定>
私のカーナビは桜平駐車場も道も表示されないので、ナビは唐沢鉱泉でセット。三井の森CCと別荘地を抜けた先の分岐に「夏沢鉱泉」「オーレン小屋」の小ぶりな看板あり。この二岐分岐を右に入る(見落とさないように。三井の森CCあたりに着いたらグーグルのナビで桜平駐車場をセットしておくと安心)

分岐から未舗装の林道を進む。一部コンクリート舗装だが、大半はガタゴト道(普通車でOK)。車1台ほどの狭い曲がりくねった林道なので対向車に注意。所々すれ違いスペースあり

<駐車場>
桜平(下)、桜平(中)、桜平(上)の順番に駐車場が現れる。オーレン小屋のHPでは、それぞれ70台、60台、20台のキャパとされている。私の感覚としては、中は50台、上は15台かな。すべて無料

ゲートまでの距離と徒歩の所要時間等は以下の通り
下:約3.5Km、60分ちょっと、トイレ無
中:約600m、約10分、水洗トイレ有(100円)
上:約200m、約3分、トイレ無
桜平(下)に駐車する場合は、赤岳で美濃戸口から美濃戸まで歩くと思えば同じかな

紅葉シーズンのため、平日8時半到着で駐車場(中)が4割程度の駐車だった。金曜日の下山時(11時頃)は満車だったが、駐車場(下)はゼロだった

<紅葉>
駐車場付近が見頃できれい。赤や橙や黄色など、色とりどりで紅葉が美しいのは、三井の森の別荘地や原村のペンションエリア

コンビニ&日帰り温泉

コンビニ

東京方面からは南諏訪ICを下りて左折すると、最初の信号にファミマあり(一択)

日帰り温泉:今回は鹿の湯を利用

延命の湯:市外830円、0551-36-6111、10:00-22:00(受付21:30)
「道の駅こぶちざわ」の一番奥にある
https://www.spatio.jp/hotspring/

八峯苑・鹿の湯:~15時 900円、15時以降 1100円、0266-66-2131、10:00-19:00(閉館19:45)。富士見高原の登山者駐車場のすぐ下にある。モンベルは100円引
https://happoen.jp/day-onsen/

もみの湯:650円、0266-74-2911、10:00-21:30(受付21時)
https://www.vill.hara.lg.jp/sightseeing/facility/61047.html

山小屋

オーレン小屋:
収容人数60名、YamatanでWeb予約
1泊素泊まり(寝具付) /10,000円(税込)+200円(長野県の宿泊税)
1泊2食(寝具付) /14,000円(税込)+200円(同上)
個室料金/4,000~10,000円プラス
檜風呂あり14時~17時(早く入らないと、湯が汚れていく)。洗い場のシャワーや蛇口の湯は出ない。石鹸、シャンプー禁止
トイレは水洗トイレ
テント泊/2,000円、入浴料1,000円、17:30~19:00まで
https://www.o-ren.net/

コースの状況(個人の感想です)

登山ポスト:
夏沢鉱泉、オーレン小屋にあり(私はコンパスでWeb提出)

駐車場から夏沢鉱泉:
時々、夏沢鉱泉の送迎ワゴン車が通る。途中から結構な上り坂になる

夏沢鉱泉からオーレン小屋:
ごく普通の登りの山道。時々、オーレン小屋の荷揚げのキャタピラー搬送車が通る

オーレン小屋から峰の松目:
硫黄岳への登山道の途中で分岐を進む(標識あり)。1カ所登山道の踏み跡が分かりにくい。尾根に出たら右方向に進む(標識あり)。ピーク少し手前で短い急登あり。山頂は樹林に囲まれ眺望はない

峰の松目から硫黄岳:
途中までは往路を戻る。そのまま尾根伝いに登ると赤岩の頭を通過して硫黄岳に向かう。道は明瞭

硫黄岳から夏沢峠:
岩を敷き詰め、よく整備された道を下る。夏沢峠の手前で登山道崩落による迂回路あり

夏沢峠からオーレン小屋:
涸れ沢のような登山道を下る。濡れているときはスリップ注意。所々ピンテあり

オーレン小屋から東天狗岳:
小屋の横から根石岳山荘・天狗岳方面へ向かうトラバース路に入る。とても歩きやすい樹林帯の道を箕冠山(みかぶりやま)山頂まで登る。下るとプリンが人気の根石岳山荘。小屋前から根石岳を越えて東天狗へ向かう。明瞭で危険個所無し

東天狗岳から西天狗岳:
コルに下って登り返す。西天狗山頂直下はやや急登

東天狗から夏沢峠:
東天狗からは夏沢峠を回ってオーレン小屋へ向かった。登山道は明瞭で危険個所はなし。時間のない人はトラバース路で直接オーレン小屋へ向かうとよい

歩行タイム(私のログ記録)

<1日目> 山行 4:56、休憩 0:57、合計 5:53/距離 9.1km、累計上り 1,049m、累計下り 578m

8:50 桜平駐車場(中) → 8:58 桜平登山口 → 9:23 夏沢鉱泉 9:29→ 10:13 オーレン小屋 10:33 → 11:35 峰の松目 → 12:49 赤岩の頭 12:58 → 13:24 硫黄岳山頂 13:40 → 14:21 夏沢峠 → 14:43 オーレン小屋

<2日目> 山行 3:58、休憩 1:13、合計 5:11/距離 9.4km、累計上り 621m、累計下り 1,088m

5:38 オーレン小屋 → 6:19 箕冠山 → 6:35 根石岳 → 7:05 東天狗岳 7:08 → 7:20 西天狗岳 7:42 → 7:52 東天狗岳 7:58 → 8:27 根石岳 → 9:01 夏沢峠 → 9:22 オーレン小屋 9:51 → 10:21 夏沢鉱泉 → 10:49 桜平駐車場(中)

註)コースタイムの 0.9 – 1.0 位で歩行している(ヤマレコのログ計測値)

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