尾張の実家に行って、障子の張替えや敷居すべりの貼り付け、網戸の洗浄と張替えなど、しばらくぶりのメンテに奮闘してきた(疲れた・・)
頑張りすぎて早朝ウォーキングに起きれなかったが、最終日に出かけることができた。朝5時半前に家を出たのだが、ちと早すぎた。成田山(名古屋別院)についても真っ暗で、そこからいつものコースで寂光院(通称、もみじ寺)まで進むも、ずっと真っ暗。スマホの電灯を点けて歩いた
奥の院への階段を登り始めるころに夜が明け始め、奥の院でお参りした後、そのまま継鹿尾山(つがおさん)の山頂へと進む。標高270m位の里山なのだが、濃尾平野を見渡せる展望台の眺めがお気に入りだ
山頂へ向かう途中、ふと気が付くと私が登っている尾根と隣りの尾根の間に雲が河のように流れていた。よく見ると、同じような「雲河」があちらこちらで発生している
右から左に向かって雲が流れる様子を30秒ほど撮影
夜のうちに降った雨が、昇ってきた太陽の熱で霧のようになったのだろうか?
それとも気嵐のように、夜間に冷やされた空気が谷間の低いところにある谷川に流れ込み、比較的暖かい水面上で急激に水蒸気となって霧が発生したのだろうか?
雲の河は谷川の流れに乗って木曽川へと流れ込んでいる
山頂について濃尾平野方面を見ると、山あいから流れてきた雲が広がって視界を防ぎはじめていた
暫くすると次第に視界がクリアになりはじめた。すぐに山頂を後にして下山したが、雲は30分もしないうちに消えていった
成田山まで戻ってくると、すっかりクリアになっていた。左右の水面は蛇行する木曽川。右手前が上流で、左奥へと流れている
中央に犬山城。右奥には伊吹山。その左の稜線が途切れる辺りが関ヶ原方面。その左には養老山脈から鈴鹿山脈へと続く山並み
国宝犬山城のアップ
右奥の伊吹山もくっきりと見えている
高い山で雲が尾根を越えて滝のように流れ落ちる「滝雲」は何度か見かけたことがあるが、里山で雲が河のように流れる光景は初めてだった
ほんの短い間だったが、とても幻想的な光景だったちなみに、寂光院の紅葉は上の方で始まっているが、駐車場あたりはこれからのようだ